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あしあと

    にぎやかな過疎―善聞語録153(広報11月号掲載)

    人口減少に歯止めがきかない地方においては、出生率の上昇や移住促進などの「緩和策」に加え、人口減少に耐えられる地域をつくり上げる「適応策」が重要と言われている。後者を学術的には「持続的低密度社会」と論じ、過度な集中を是正し都市とは別の価値を持つ居住空間をしっかり存在させることが国の底力ではないかと説いている。その具体的イメージを実践しているまちとして本市が、地方自治情報誌『月間ガバナンス』の10月号で小田切徳美明治大学教授の寄稿文の一節”にぎやかな過疎”の具体例として紹介されている。要約すると―

    「半農半X」というライフスタイルに共感した移住者も多く、農家民宿や通訳案内士、ウェブデザイナーなど農業と両立させるライフスタイルが選択されている。農家民宿は移住を考えている人の情報収集や地域住民との交流の場になり、まさに”にぎやか”である。しかしこの状況は移住者や関係人口だけが作り出したものではない。中心となるのは地元住民であり、地域づくりを特徴づける内発的、総合的、革新的な取り組みが行われている―と。

    先般、都市農村交流や二地域居住など「関係人口」の提唱者である田中輝美さんの講演を聴く機会があったが、切れ味鋭い表現を用いた示唆に富む内容であった。「地方の魅力は課題があること」なぜなら「都市部の若者は役割や繋がりを渇望している」「故郷は志を果たして戻るのではなく志を果たしに戻るところ」「人口を奪い合うのではなくシェアする時代」など…。そして最後に「魅力ある人が多ければ、それは楽しい所」と結んだ。

    この秋、綾部ではコロナ禍で中止を余儀なくされていたさまざまなイベントや行事が復活しつつある。その多くは地元の人はもちろんUターン、Iターン、そして関係人口等とのミックスや連携での開催。文字通り”にぎやかな過疎”で盛り上がっている!

    山崎善也

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