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あしあと

    "3"という数字―善聞語録96(広報2月号掲載)

    3(み)たび綾部市政の負託をいただいた。その重責をひしひしと感じながらも、“3”という数字が世間ではどんな意味で使われているのか思いを巡らせてみた。例えば「三つ子の魂(たましい)…」「石の上にも三年」「早起きは三文の得」など概(おおむ)ね肯定的な意味で用いられる場合が多い。これは3角形や三脚の形状が安定的であることや、この世が縦・横・高さの「3次元」で構成されているという事実、或いは三々九度や七五三など慶事でも使われ、「満(み)つ」という語呂にも通じる所以(ゆえん)であろうか。カップラーメンの多くも3分間待って賞味できるようになる。

    一方、野球では空振り3回でアウト、そしてアウト3つで攻守チェンジと規定している。プロレスも3カウントのフォールで勝敗が決まる。確かウルトラマンも地球での活躍は変身から3分経つとカラータイマーが点滅し警報音を発した。中締めの定番「三本締」にもあるように、3という数字は一つの区切りのメッセージも包含しているのか―。更に拡大解釈するならば、三段跳びの「ホップ・ステップ・ジャンプ」の如(ごと)く、3にはこれまでに培った経験とネットワークを生かして集大成を具現化することが期待されているとも―。いずれにしても、世を俯瞰(ふかん)する「鳥の眼」、地に足の着いた「虫の眼」、更に水の流れを読む「魚の眼」の3つの眼をもって3期目の善政に邁進(まいしん)したい。

    山崎善也(綾部市長)

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