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あしあと

    旬いろいろ―善聞語録89(広報7月号掲載)

    女子プロゴルフの宮里藍さんが31歳の若さで現役引退を表明した。フィギュアスケートの浅田真央さんは26歳で一線を退く。夫々(それぞれ)が極めた道で己(おのれ)の“旬”を過ぎたと悟った上での決断かと思うが、当然のことながら各分野で求められる能力は異なるため、その旬もさまざまである。

    スポーツ系では身体能力のピークと重なるし、芸術や創作活動では円熟の妙が求められる。企業経営も同様で斬新なアイデアや大胆な戦略には若さが武器になるが、実行に移すには一定の経験に基づいた調整能力や交渉力を要する。その実行段階では行動力と併せて危機管理能力も不可欠となる。そのせいなのか…IT分野などのベンチャー起業家は20代・30代が多く、上場会社など大企業の社長となると50代後半から60代が大半を占める。

    ちなみに市長の年齢は各世代に分散していて、80の齢(よわい)を超える翁(おきな)も健在すれば、近時は30代市長の台頭も著しく、20代市長の誕生も見た。何故に市長職はかくも年代幅が広いのか…首長は親子以上の年齢差があっても行政は変わりなく執り行われるものなのであろうか。他市の選択に口を挟むつもりはないが、市長職には“旬”などないと言うことなのか、と気になるところではある。とまれ14歳の史上最年少プロ棋士、藤井聡太四段が旬を迎えるのは果たして何時(いつ)なのか…興味は尽きない。

    山崎善也(綾部市長)

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