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あしあと

    雨・雨・雨…―善聞語録102(広報8月号掲載)

    7月6日から昼夜を超えて降る雨は一時(いっとき)とも止むことなく、崩れ落ちる土砂は故郷の美しい山河や里山を無残にも荒らした。自衛隊などの懸命の救出活動にも拘(かか)わらず三名の尊い命が奪われ、思わず天を仰いだ。「平成30年7月豪雨」と名付けられた今回の大雨で、本市のみならず西日本各地を濁流が呑(の)み込み、犠牲者は二百名を超えるという。

    自然相手とは言え、本市は過去5年間で4回もの床上浸水を経験した。地球規模での気候変動を実感すると同時に、「数十年に一度」どころではない…天災は忘れなくとも襲ってくる時代に生きていることを改めて認識させられた。これからも延々と続く復旧作業を思うと気が滅入(めい)るが、「市民に寄り添う」のは“今”との思いで、災害対応を最優先施策として市政に邁進(まいしん)する覚悟である。

    悲嘆の淵に沈んだ中に一筋の光明を見た。市内外からの数多くのボランティア、そして地域を愛する住民の熱い想いと力である。地元の中高生など若い世代の頑張る姿からは、この難局に立ち向うため湧(わ)き起こるようなパワーを授かった。立地企業からの寄付や各団体・住民の地域愛からは、文字通り「オール綾部で頑張ろう!」という気迫にも近い熱意を感じとる。これまた記録的な酷暑(こくしょ)の中、噴き出す汗を気にもせず励むボランティアの笑顔にふるさとの復興を確信し、復旧に奮い立った。

    山崎善也(綾部市長)

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