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あしあと

    虎がくる―善聞語録143(広報1月号掲載)

    あけましておめでとうございます。今年こそはコロナが終息し、穏やかな一年になることを心から願います。

    自然の力に抗うことはできなくても、人命にかかわる災いは避けなければならない。大雪のため、寺山山頂からの初日の出は2年続きで断念せざるを得なかったが、一年の計は元旦にあり、と雪かきに汗しながら心の中で念じた。

    今年の干支(えと)は「壬寅」(みずのえ・とら)。十干(甲乙…壬癸)と十二支(子丑寅…)を組み合わせた干支は、世の理を知り未来に備えるために生み出された暦のシステムで、一説によると壬寅は「陽気を孕み、春の胎動を助く」とか―。即ち、厳しい冬を越えて春の生命力が芽吹くように、新しい成長の礎を築く年であると解釈できようが、まさにコロナの終息と後の展開に望みを託すのに相応しい干支の巡り合わせであり、「麒麟がくる」ならぬ「虎がくる」一年として期待したくなる。

    ところで干支にまつわる話として、その年の運気や兆候、過去の出来事などの記述に触れると思わず目が向いてしまう。また辰は十二支に入っているのに同じ架空の麒麟がないのはなぜ?…など調べてみると面白いものだ。ちなみに本市が誕生したのも72年前の寅年。市制が施行されて以来、虎が7回もこのまちに来臨したことになるが、今年はさて、どんな運気を携えてやってくるのだろうか。

    そして関西でトラと言えば、阪神タイガース。昨年は後半のよもやの失速で2位に甘んじたが、京都サンガの苦節12年ぶりJ1リーグ昇格の悲願達成にもあやかって、寅年に「タイガース優勝」への期待を募らせるファンも多かろう。虎は「千里走って千里還る」と表現されるほど活力に満ち、行動的ともいわれる。私も年明け早々から運動量を増やすことになりそうだ…。

    山崎善也

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