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あしあと

    あれから一年―善聞語録113(広報7月号掲載)

    悪夢のような西日本7月豪雨災害から1年が経つ。台風や地震も度重なり全国的に災害対応に明け暮れた。本市でも数多くの家や事業所が浸水、河川は氾濫し道路は崩落、農地や林地等も甚大な被害に見舞われた。そして何といっても3名の尊い命を失った。
    当時を思い出すと今も胸を掻きむしられる。亡くなられた老夫婦は正に避難をしようとかけていた電話中に音信不通となった。もう1人の若者は離れの1階で就寝中に土砂が襲った。もうほんの少し早く避難していれば…その夜だけでも2階に垂直避難していれば…後悔先に立たずとは承知しながらも悔やまれてならない。この犠牲と教訓を今後の防災にいかに生かすか―課題は多いが逃げるわけにはいかない。
    発生直後の応急復旧、そして災害対応を最優先するため事業全般の見直しと予算の組替え、さらには本格復旧に向けた矢継ぎ早の関係省庁との交渉等に奔走した1年でもあった。市民生活に影響を及ぼす予算の見直しや、負担増を伴う行財政健全化は断腸の思いであったが、議会や多くの市民の理解を得て当面の窮状を脱することはできた。改めて故郷を想うオール綾部の精神に頭を垂れて涙した。
    今年も出水期となった。安寧を祈りつつも相手は自然、「来るものは拒めない」との覚悟で緊張の糸をピーンと張り詰めて臨みたい。

    山崎善也(綾部市長)

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