今こそ心を1つに-善聞語録14(広報4月号掲載)

まず、東北関東大震災で被災された方々にお見舞いを申し上げます。そして、亡くなられた方々のご冥福を、心からお祈りいたします。綾部市も震災直後から救命士や給水車の派遣を継続的に行い、一方で一時避難の受け入れ準備も進めています。市民のあつい気持ちも義援金という形で届けており、1日も早い復興を切に願うものです。
私自身、阪神・淡路大震災の被災者として、西宮市に住みながら神戸の復興を金融の立場で支援した経験があります。その時に最も励まされたのは、全国の支援者からのメッセージ。孤独になりがちな被災地で受け取った激励の言葉は、明日の復興のための勇気と希望につながったと確信しています。「愛の反対は憎しみではなく無関心」とはマザー・テレサの言葉。人は常に周りの人々から関心をもたれている、そして決して見捨てられてはいないという思いが一番の励みになります。
これからの復旧、復興は長く辛い道のりになることが予想されます。そのためには日本人のあらゆる英知と残された財を活用し、心を1つにして全国民のプロジェクトとして取り組まなければなりません。綾部市のように被災しなかった地方自治体にとっても今後、国や府からの交付税や道路予算など財源への影響が想定されます。しかしながら、誰も経験したことのないこの未曾有の国難を前に、それを毅然として受け入れる覚悟も必要です。
綾部市長山崎善也
お問い合わせ
綾部市市長公室秘書広報課広報・広聴担当
住所: 京都府綾部市若竹町8番地の1
電話: 0773-42-4205
ファクス: 0773-42-4905
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
- [初版公開日:]
- [更新日:]
- ID:684
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます