頑張る人に報いる-善聞語録13(広報3月号掲載)

「問題は現場で発生するが、その解決のためのヒントも必ず現場にある―」。これは、30年近いサラリーマン生活の中で得た私の確信である。
この現地現場主義をさらに徹底すべく「ふれあい出張市長室」という試みを1月から始めた。コツコツとまじめに頑張っている人たちの現場に私自身が足を運び、現地で膝を突き合わせて悩みや課題を聴く。そして、そこで得た解決のヒント今後の市政に反映させたいとの思いがある。
まだ4回の実施であるが、介護の現場では最前線で頑張っておられる介護福祉士、ヘルパーさんの悩みや熱い思い、また、ボランティアセンターでは100近いボランティア団体をこの綾部に定着させるに至った苦労話など、現場ならではの話が堰を切ったように語られ、いつも時間が足りずに申し訳なく思っている。
大切なことは、これを一時のパフォーマンスにしないことと心得る。現地現場主義を唱える政治家や企業経営者は多いが、肝心なのはその課題解決を「組織」としてどこまで実践していていけるかということ。出張市長室では担当部長以下の職員も同行し、私と担当ラインが問題認識を共有できるように努めている。
コツコツ頑張る人が報われる、そして正直者が馬鹿を見ない市政の実現のための第1歩に、このふれあい出張市長室を位置付けたい。
綾部市長山崎善也
お問い合わせ
綾部市市長公室秘書広報課広報・広聴担当
住所: 京都府綾部市若竹町8番地の1
電話: 0773-42-4205
ファクス: 0773-42-4905
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
- [初版公開日:]
- [更新日:]
- ID:679
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます