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あしあと

    重ねた年輪の力-善聞語録8(広報10月号掲載)

    綾部市長山崎善也

    各地で敬老会が催された。綾部の100歳以上は約40人。さらに、白寿(99歳)の人も40人近くおられる。綾部市の65歳以上の高齢化率は32パーセントと全国平均を上回り、地域によっては50パーセントを超える自治会もある。「高齢化」という言葉はあまり良い意味で使われないが、明日は我が身で、老いは誰もが避けては通れない。

    100歳の方は明治生まれであり、大正、昭和の激動の時代を経て平成の今日まで歩んでこられた。100年という年月にはさまざまな波があったに違いない。そしてその間に習得された知識や経験は半端ではないだろう。ロシアには「老人が1人亡くなることは村の蔵を1つ失うのに匹敵する」という言い伝えがある。温故知新…我々を含め後進の世代は、先人たちの豊富な知識や経験をもっともっと謙虚に学ぶ姿勢が必要であると心得る。

    私事ながら、私の父は85歳にして健在。近所にはもっと元気なお年寄りもおられる。不思議なもので、私も親父の歳までは生きられるという漠然とした思い込みがある。元気なお年寄りが身近におられる家族や近所の方は、多かれ少なかれ私と同じ思いをもっておられるのではないか。

    お年寄りの中で「自分は世の中に貢献しているだろうか」と危惧する方がおられるならば、心配はご無用。笑顔や重ねられた年輪、元気な姿が、周りの人に元気パワーや知恵を与えていただいているのだから。

    綾部市長山崎善也

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