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あしあと

    水飲まぬ馬-善聞語録1(広報3月号掲載)

    綾部市長山崎善也

    一歩前へ踏み出すほうが後悔するか?それとも立ち止まった方が後悔するか?四方八洲男前市長の退任表明後、次期市長選への立候補を表明するか否かの決断は、そんな基準で自ら判断した。

    故郷を想う気持ちをいかに表現し、実現するか!?すなわち人を頼って間接的に実現するか、人を介さず自らリーダーとなって夢を語り、実行するか。そしてどちらを選んだ方が(選ばなかった方が)後悔するか―。しばし逡巡の後に一歩前へ踏み出すことを決断した。

    この決断が正解であったかどうかはいまだ分からない。おそらく死ぬ間際、棺おけに片足を入れる瞬間まで、その答えは見つからないだろう。最後の最後に「ああ、それでも面白い人生だった!」と言えるかどうかの瞬間まで。

    「推薦を受けて―」とか「要請されて―」という言葉はあるが、選挙に出るということは、そんな言葉だけで決断できるほど容易なものではない。経験したものでないと分からない世界である。自らのすべてをさらし、貯金をはたき、家族の時間を犠牲にし、緊張の連続の生活を過ごすことは、やはり自らが退路を断って決断しないことには耐えられない。そしてその限界的な状況は極めて孤独であり、その状況ではもちろん誰も助けてはくれない。

    中国に「水飲まぬ馬」という故事がある。人は馬を水辺に連れて行くことはできるが、馬に水を飲ませることは誰にもできない。水を飲むか否か―。その決断ができるのは馬だけである。

    綾部市長山崎善也

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