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あしあと

    折り返し点―善聞語録73(広報3月号掲載)

    市長就任7年目に入った。2期目の折り返し点が過ぎたことにもなる。ただしマラソンは折り返すと来た往路を引き返すが、市政を預かる“まちづくり”に同じ景色の復路はない。常に前を向き、課題解決のために私なりに歩を進めていかねばならない。

    “一寸先は闇“とはよく言ったもので、年初からの急激な株安円高は景気の見通しを一変させた。また一連の政界スキャンダルは今後の国政に如何に影響するか―。不確実な世にあって迷わず前進するには、やはり大局的に世の中を俯瞰(ふかん)できる「鳥の眼」と、しっかりと地に足の着いた「虫の眼」による“複眼経営”が重要になってくる。

    一方で「歴史に学べ」ともいう。歴史は繰り返すもので、250年の太平の世を築いた徳川家康は、ひたすら歴史書を読み学ぶことで、時に我が身を引き締め、また次の一手を探ったという。戦争と和平、経済の盛衰、また権力の集中と分散などに、確かに歴史が繰り返す証左をみる。その意味では、真っすぐ進んでいるつもりが、実は地球を周回するかの如く、同じ場所の景色を繰り返し見ているのかもしれない。

    それでも、我々は歩みを止めるわけにはいかない。次の世代により良い故郷を引き継いでいくために、負の遺産を減らし未来に向けて新たな種を蒔くためにも。少なくとも在任中は「前進あるのみ」―7年目に期す正直な想いである。

    山崎善也(綾部市長)

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