合唱のまち・綾部―善聞語録22（広報12月号掲載）

京都府では初の開催となった今秋の国民文化祭。府内全域でさまざまなイベントが繰り広げられ、綾部市では大茶会、大華道展、里山合唱フェスティバル、昔話フェスタ、シンポジウム里山が開催された。懐かしのビリー・バンバンコンサートやタレント高木美保さんの講演も花を添えていただいた。メーン会場の中丹文化会館周辺でのふるさと特産品売り場「里山ゆたか市」も含め、すべての行事が大にぎわいをみせた。

特に印象的だったのが里山合唱フェスティバル。全国から14団体、遠くは長崎県や東日本大震災の被災地である茨城県日立市からの参加もあり、綾部市内からの合唱団も交え熱演が次々と続いた。そして圧巻はフィナーレを飾った里山合唱団の歌声！総勢160人の合唱団に私も加わらせていただき、京都国民文化祭のテーマソング「微笑みの空」と「ふるさとの四季」メドレーを熱唱した。

後日、観客の方から届いた便りには、感謝と感動を伝える言葉に併せ短歌一首が添えられていた。

里山に
響く歌声澄みわたり
心洗わる文化の集い

歌は悲しき時の母ともなれば、嬉しき時の友ともなる。多くの歌声がハーモニーとなる喜びはひときわ大きい。願わくは今回の国民文化祭を一過性のものにせず、合唱のまち・綾部をさらに盛り上げる契機にしたいものだ。

綾部市長山崎善也