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あしあと

    Fの壁―善聞語録61(広報3月号掲載)

    Fとはギターコードの一つで、人差し指で6本の弦を一度に押える技法で奏(かな)でる和音。ギター経験のある人なら誰しも最初に経験する難関で、この段階で挫折する初心者も多い。ゴルフで例えるなら100のスコアの壁か―。何事にも節目となる難関があるが、逆にこの壁を突破した先には、それまでと異なる景色も開けてくる。

    2月に入って市長就任6年目、そして齢(よわい)57歳になった。数字上は中途半端な区切りだが、自分の中では今までと異なる何かを感じている。微妙な変化としか表現できないのだが、地に足が着いた感覚というか、自らの言葉で語れる場面が増えたというか―。あえて例えるなら、ギターでFコードの和音が初めて響いた瞬間の感覚に似ているのである。

    Fを難なく奏でることが可能になると、弾けるレパートリーの数も格段に増える。多くの曲にFコードが含まれているためだが、それが手伝って練習にも熱が入るから更に上達が加速する。想い返すにゴルフも100のスコアを切ったころが一番楽しく、そして熱心であった。

    しかしながらFの次には新たにB♭(フラット)という壁が立ちはだかる。ゴルフにも100の次は90というハードなステップが待ち受けている。政治の世界も「一寸先は闇」と称されるように、決して甘いものではないことは十分に承知しているつもりだ。

    山崎善也(綾部市長)

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