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あしあと

    師走に想う―善聞語録70(広報12月号掲載)

    師走に入った。まだ一年を振り返る気分にもならないが、暦は否応(いやおう)なく巡る。今年、綾部市は市制施行65周年の節目を迎えたが、数ある出来事の中で特筆すべきは、半世紀を超える歳月を経て全線開通した京都縦貫自動車道。昨年の舞鶴若狭自動車道の完成と併せ、本市が高速道路で全国と結ばれる記念すべき年となった。名実ともに京阪神が一時間圏内となり、さらなる企業立地や物流拠点の整備が期待できる。また関連事業「海の京都」の一年でもあった。京都北部5市2町で観光圏を形成し、本市もグンゼスクエアから大本に至る街並みを拠点に交流人口の増加に取り組んだ。

    そのグンゼが来年、創立120周年を迎える。創業の地・綾部を舞台にした記念事業が予定されており、駅北の再開発やグンゼスクエアにおける波多野鶴吉翁ゆかりの「道光庵(どうこうあん)」の建設が着手され、また同翁夫妻をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説の誘致活動も始まった。

    郡是製糸が創業(明29)した明治中頃には、大本が開教(明25)し、また綾部高校の前身の高等養蚕伝習所も開校(明26)した。いわば同時期に相次いで本市の産業や教育、及び精神的な礎(いしずえ)が築かれたのである。それから60年の月日を経て綾部市が誕生(昭25)し、さらに本年、市制65周年を迎えた。60年周期で顧みると現在の綾部は後の歴史に如何に刻まれるのであろうか。その評価は後世に委ねつつ、“地方創生”に沸いた一年が往こうとしている。

    山崎善也(綾部市長)

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