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あしあと

    石の上にも三年―善聞語録39(広報5月号掲載)

    早いもので市長に就任してから3年を経て任期最終年になる。長年の金融マンからの転身に正直言って不安はあったが、多くの方の支援により今日を迎えられている。行政の仕事は初体験であったが、新たな分野に挑戦する機会は銀行員時代にもあった。シンガポールやロンドンでの現地法人の立ち上げや、M&A(企業の合併・買収)業務への参入など、新規業務を軌道に乗せるまでがむしゃらに働いた。壁にぶち当たり途方に暮れることもあったが、ひたすら頑張り続けることで「石の上にも三年」の意味を噛み締めたものだ。
    今年の新採職員への訓示の中で「1年や2年で仕事の向き不向きは判断できない」「3年間は余計なことを考えないで、天職と信じて頑張れ!」と伝えた。また「隣の芝生は青く見えるが、よそ見はするな」「楽で給料のよい会社なんて存(あ)りはしない、世の中は甘くない」と諭(さと)した。どれだけ伝わったか知る由(よし)もないが、人生のどこかで何かを犠牲にしてでも仕事に打ち込む時期が必要と考える。それくらいしないと仕事は身に付かないし、苦労して修得した仕事は一生の財産となる。「3年」という数字は、先人が試行錯誤の中で見つけた数字なのか―。すぐに過ぎそうな時間ではあるが、日々の修行をしている身にとっては決して短くもない…。

    さて我が身に振り返り3年が過ぎた今、見えてきたものは―。ふるさと綾部の美しさ、綾部人の熱い郷土愛…。一方で直面している課題も、より鮮明に見えてきた昨今である。

    山崎善也(綾部市長)

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