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あしあと

    続・水飲まぬ馬―善聞語録48(広報2月号掲載)

    2期目が始動。この機会に過去4年間の本コラムを読み返してみた。就任早々の決意を意気揚々と謳(うた)い上げたものや、行政という世界の縦割りや前例主義に不満を述べているもの。相次ぐ企業の撤退や工場閉鎖に不安を募らせる一方で、昔の恩師との再会を喜んでいるもの。また台風や大雪などの災害に見舞われ、その危機管理の責任と重さに懸命に耐えようとしているもの、等々一つ一つのコラムに時々の社会現象や想いが頭を過(よぎ)った。

    そして、しばし回顧の後に私なりに得た確信は、本市には先人が幾多の苦難を乗り越え、自然や歴史、伝統など素晴らしい“綾部の幸”を数多く守り遺(のこ)していただいていること。一方で、高速道路網など社会インフラの整備が進展する中、これらの“幸”を更に発展させるチャンスが間近に迫っていること。そしていち早く複数の企業が本市への進出を決めたり、観光振興などの良い風が吹き始めていることである。

    4年前の本コラム第1号の題は「水飲まぬ馬」―。中国の故事で、人は馬を水辺に連れて行けるが水を飲ませることはできない、それを決断するのは馬だけであるという話だ。5年前に東京からふるさとにUターンし、覚悟を決めて一歩踏み出した。本市を取り巻く状況は課題山積だが、どんな嵐にあっても船の進路を決めるのは風ではなく、帆を張り舵を操る者であるはず。その舵取りに、このまちに生を受けた者として一身を捧(ささ)げることを本望と思い、初心を忘れることなく2期目に臨む覚悟である。

    山崎善也(綾部市長)

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