イネカメムシに注意!
イネカメムシ防除の徹底について
水稲の出穂直後に籾を加害することにより水稲の不稔を引き起こすイネカメムシが近年、増加傾向にあります。
また、令和5年度は中生以降の飼料用米を中心に収量の減少が報告されており、本虫による加害と考えられています。
本虫による不稔を防除するには、出穂期の防除が必要となってきます。
つきましては、以下の別添資料や本虫の特徴及び防除対策を参考にしてください。
1.本虫の特徴
(1)基部斑点米を発生させるほか、出穂期に籾を加害することにより、不稔籾を発生させます。
(2)多発生の場合、適期の防除が実施されていない場合は、大幅な減収となる可能性があります。
(3)不稔防止を目的とした本虫の防除の適期は、他の斑点米カメムシ類と異なり、出穂期が防除適期となります。
2.本虫の防除対策
(1)京都府病害虫防除所が発表する発生予察情報などの病害虫に関する情報をこまめに確認し、地域の発生状況を把握してください。
(2)ほ場の見回り、白色粘着版トラップの利用等により、ほ場への初期の侵入の把握に努めてください。
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