「教育環境日本一」とは―源ちゃんコラム「由良川」5(広報令和8年7月号掲載)
6月15日に「論理エンジン」の開発者、出口汪(ひろし)さんを綾部市教育アドバイザーに任命しました。「教育環境日本一」を実現するためには、全ての教科の基礎となる論理的思考力を強化することが必要だからです。
私は幼い頃から読書が好きだったものの、国語で良い点数が取れなかったので、出口さんの著書「きのうと違う自分になりたいロジカル・シンキング入門」(1998年、中経出版)を読み、それがなぜだったかを気が付かされました。
そこで23年前の2003年、出口さんを綾部に招いて講演会をしました。1枚500円の入場券でI・Tビルがほぼ埋まるほど参加いただき、これをきっかけに綾部市の教育改革に取り組みたかったのですが、講演会の4年後の府議選で落選し、出口さんもさらに忙しくなられて、わずかに年賀状のやり取りだけでつながるのみになっていました。
縁が復活したのは府議10年目の2021年正月。コロナ禍の最中でした。年賀状の返信に「綾部の教育改革に力を貸してください」と書き添えたところ、「何でも協力します。声をかけてください」とメールで返信をいただいたのです。
その年の7月に綾部にお招きし、当時の市長、教育長らと会っていただいたことで、翌年から綾部、中筋、吉美小学校で「論理エンジンキッズ」(小学生版、現在は論理エンジンスパイラル)が導入されました。
「論理エンジン」は多くの有名私学や進学塾で取り入れられている教材ですが、公立の小学校で導入したのは綾部市が全国で初めてでした。
しかし、これは受験に強い子どもを育てることだけが目標ではありません。「学校が教えたいことを教える教育」ではなく、「子どもが学びたいことを探求する教育」が私と出口さんの共通目標で、それが「論理教育」なのです。
人間社会は一定の法則や筋道に沿って進んでおり、論理が理解できれば、他人に強制される人生ではなく、自ら選択をする人生を歩むことができるのです。
四方源太郎
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綾部市市長公室秘書広報課広報・広聴担当
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