綾部市の森林環境譲与税を活用した取組みについて
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はじめに
このページでは、綾部市内の森林環境譲与税を活用した取組みについてお知らせします。
なお、年度別の森林環境譲与税についての使途の状況は下記のページで公開しています。
■綾部市の森林環境譲与税の活用方針について
綾部市では、次のような事業等に森林環境譲与税を活用します。
・森林経営管理制度の推進(準備、森林整備等)
・住民参加型の林業の推進
・人家裏の危険木の伐採等の災害対策
・施設等の木造・木質化、木材の利用促進
・人材育成、担い手の確保
・森林の公益的機能に関する普及啓発事業 等

森林環境譲与税の活用状況(千円)
年度 |
譲与額 |
活用額 |
森林整備 (準備含) |
公共施設木質化等 |
その他事務費等 |
基金取崩額 |
基金積立額 |
運用益(利子) |
基金残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
R1 |
17,759 |
2,499 |
330 |
0 |
2,169 |
0 |
15,260 |
0 |
15,260 |
R2 |
37,738 |
10,546 |
6,622 |
0 |
3,924 |
0 |
27,192 |
17 |
42,469 |
R3 |
38,539 |
44,150 |
39,850 |
0 |
4,300 |
10,000 |
4,389 |
46 |
36,904 |
R4 |
49,942 |
30,216 |
25,487 |
0 |
4,729 |
0 |
19,726 |
39 |
56,669 |
R5 |
49,942 |
61,580 |
5,312 |
52,642 |
3,626 |
52,642 |
41,004 |
48 |
45,079 |
合計 |
193,920 |
148,991 |
77,601 |
52,642 |
18,748 |
- |
- |
- |
- |
R5までの譲与税の活用率 77%


森林経営管理制度等の推進(準備、森林整備等)

綾部市内の取組み状況

(1)長野地区
長野地区では、令和元年度にモデル地区として定め、京都府で初めて森林経営管理集積計画を作成し、森林整備(間伐)を実施しました。
また、令和5年度には、全国で初となる制度の特例(確知所有者不同意森林の特例と共有者不明森林の特例の併用)を活用して市が森林経営管理権を取得し、長野地区の自治会共有林の整備を行いました。
年度 |
間伐面積 |
金額 |
---|---|---|
令和2年度 |
2.60ha |
754,600円 |
令和3年度 |
2.04ha |
693,000円 |
令和5年度 |
1.18ha |
290,400円 |
上空写真

地元説明会の様子

整備前

整備後

(2)水梨地区
水梨地区は、令和元年度にモデル地区として定め、森林整備の準備のための森林境界明確化や森林資源調査を実施しました。その後、森林所有者の同意が取得できた森林から順次森林経営管理集積計画を作成し、綾部市による森林整備(間伐・除伐)を行いました。
また、集落の後背地の急傾斜地に大きなスギの木の一団があり、人家等に被害が及ぶおそれがありましたので、その一団を伐採し、伐採後の崩落等を防止するために広葉樹の植栽を実施しました。
年度 |
実施内容 |
面積等 |
金額 |
---|---|---|---|
令和2年度 |
森林境界明確化及び森林資源調査 |
5.78ha |
2,692,800円 |
令和3年度 |
森林境界明確化及び森林資源調査 |
24.86ha |
9,788,900円 |
令和5年度 |
間伐 除伐 |
5.27ha 7.26ha |
2,794,060円 |
令和6年度 |
急傾斜地の皆伐及び植栽 |
一式 |
R6現在実施中 |

上空写真

地元説明会の様子
施業前
施業後

(3)志賀郷地区
志賀郷地区では、森林整備を実施するために必要な情報を収集するため、綾部市では初めてとなる航空レーザ測量による森林資源調査と境界明確化を実施しました。
山の中に入らずとも境界や山の状況がわかるように調査結果を図面・電子データ化し、地元の公民館等で所有者に境界の確認をいただきました。
今後、森林調査のデータを基に、市が経営管理権を取得するための意向調査の実施や集積計画を作成し、森林整備を実施します。
年度 |
実施内容 |
面積等 |
金額 |
---|---|---|---|
令和3年度 |
(1)志賀郷全域レーザ測量 (2)森林境界明確化及び森林資源調査(別所地区、西方地区一部) |
(1)2033ha (2) 640ha |
26,587,000円 |
令和4年度 |
森林境界明確化及び森林資源調査(西方地区一部) |
987ha |
22,000,000円 |

地元説明会の様子(1)

地元説明会の様子(2)
■航空レーザ測量による森林資源調査や境界明確化について
航空レーザ測量は、航空機等を用いて地上にレーザを照射し、詳細な地形データを取得することができます。また、樹高や密度、樹種等の森林資源を調査することもできます。こうやって得られたデータと、公図や空中写真などの地図情報と併せて境界を推定することもできますので、現地立合を要することなく、境界の確認を行うことができます。
また、航空機等を用いることで、広範囲を迅速に測量することができるため、効率的なデータ収集が可能です。
(4)清水地区(実施中)
清水地区では、地元要望により森林経営管理を受入れるための準備を行っています。
市ではまず、「経営が成り立つ森林かどうか」を判断するため、森林状況の調査を行いました。その結果、森林経営管理の支障となる風倒木等が多くあることが判明し、残念ながら現状の森林では経営を行うのは厳しいとの判断となりました。
地元と相談しながら、森林を受け入れる前にまずこれらの風倒木等を除去することが必要と考え、令和6年度から7年度にかけて、整備を進めていきます。

清水地区内の林内の倒木等の様子

現地立ち合いの様子
年度 |
実施内容 |
面積等 |
金額 |
---|---|---|---|
令和5年度 |
森林経営判断業務 (森林状況調査・森林薄修正) |
128.57ha |
2,227,500円 |
令和6年度 |
荒廃した森林の整備 |
|
現在実施中 |
■地元要望による森林の受け入れ
綾部市では、一定の要件を満たす森林であれば経営管理を受け入れることができます。詳しくは下記のページをご覧ください。

住民参加型の林業の推進(準備中)

(1)みんなで守る綾部の山林事業(準備中)

人家裏の危険木の伐採等の災害対策(準備中)

施設等の木造・木質化、木材の利用促進

(1)「あやテラス」の木質化工事
綾部市の新たなランドマークとして、図書館・子育て支援施設・ホールの機能を併せ持つ複合施設「あやテラス」が令和5年11月にオープンしました。
森林環境譲与税を財源として、府内産木材を活用して備品等の木質化を行い、木のぬくもりが感じられる施設となりました。
来館者に森林環境譲与税と地域産木材を活用している施設であることを知ってもらうため、各施設の入り口に木製のPR用のプレートを設置しています。
木材使用量:16.22m3
譲与税活用額:52,647,100円
あやテラスの施設概要等については下記のリンクからご確認ください。

あやテラス外観
図書館内部の様子(1)
図書館内部の様子(2)

譲与税等PR用木製プレート

森林の公益的機能に関する普及啓発事業(準備中)

その他の取組
お問い合わせ
綾部市農林商工部林政課林業振興担当
住所: 京都府綾部市若竹町8番地の1
電話: 0773-42-4362
ファクス: 0773-42-4406
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
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