子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の無料接種を実施しています
子宮頸がんの原因を予防する子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の予防接種について、厚生労働省の勧告に基づき、平成25年6月から積極的な接種勧奨が差し控えられていましたが、国の審議会において、安全性に特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、積極的な勧奨を再開することが決定しました。
本市においても、国の通知に基づき、令和4年度から積極的勧奨の再開及び救済措置(キャッチアップ接種)を開始しております。ワクチンの効能や副反応等について十分にご理解をいただいた上で接種をしてください。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の無料接種が条件付きで1年間延長されます。(別ウインドウで開く)詳しくはこちらをご確認ください。
子宮頸がんワクチン(キャッチアップ接種)の1回目は令和7年3月31日までに!
積極的な接種勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方は、公平な接種機会を確保する観点から、子宮頸がん予防接種(3回接種)の不足回数分について、あらためて公費による予防接種(キャッチアップ接種)を受けることができます。全額自己負担の場合、「シルガード9(9価ワクチン)」を3回接種すると約10万円の費用がかかります。接種を希望の方はお早めの接種をおすすめします。
(注意)1回目から3回目の接種完了まで、約半年かかります。
キャッチアップ接種対象者・救済期間
接種するワクチンとスケジュール
ワクチンの種類 | サーバリックス(2価) | ガーダシル(4価) | シルガード9(9価) |
---|---|---|---|
接種回数 | 3回 | 3回 | 15歳未満は2回 15歳以上は3回 |
対応するHPVの型 | 2価(16型・18型) | 4価(6型・11型・16型・18型) | 9価(6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型) |
標準的な接種間隔 (標準的な接種間隔で接種できない場合は「※」の方法で接種可能です。) | 1回目接種から1月の間隔をおいて2回目接種、1回目接種から6月の間隔をおいて3回目接種。 ※2回目は、1回目接種から1月以上の間隔をおいて接種、3回目は、1回目接種から5月以上かつ2回目接種から2月半以上の間隔をおいて接種。 | 1回目接種から2月の間隔をおいて2回目接種、1回目接種から6月の間隔をおいて3回目接種。 ※2回目は、1回目接種から1月以上の間隔をおいて接種、3回目は、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて接種。 | ●15歳未満(2回接種) 1回目接種から6月の間隔をおいて2回目接種 ※1回目接種から5月以上の間隔をおいて2回目接種。 ●15歳以上(3回接種) 1回目接種から2月の間隔をおいて2回目接種、1回目接種から6月の間隔をおいて3回目接種。 ※2回目は、1回目接種から1月以上の間隔をおいて接種、3回目は、2回目接種から3月以上の間隔をおいて接種。 |
標準的な接種間隔での接種が難しい場合は、こども支援課母子保健担当までご相談ください。
子宮頸がん予防ワクチン定期接種について
接種方法
対象者とその保護者で下記のお知らせをお読みになり、ワクチンの効果とリスクについてご理解いただいた上で接種をしてください。本市では、標準的に接種をすすめる年齢に合わせ、中学1年生の春に予診票を送付しています。
定期接種対象者
接種するワクチンとスケジュール
定期接種として認められているワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード)の3種類があります。原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めします。
ワクチンを受けたあとは、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれに、重い症状「アナフィラキシー(補足1)、ギラン・バレー症候群(補足2)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(補足3)」が起こることがあります。体調に変化がないか十分に注意してください。
(補足1):呼吸困難やじんましん等を症状とする重いアレルギー(補足2):両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末端神経の病気
(補足3):頭痛、嘔吐、意識低下などを症状とする脳などの神経の病気
項目 | サーバリックス | ガーダシル | シルガード9 |
---|---|---|---|
予防できるHPVの型 | 16型、18型 | 16型、18型 | 16型、18型、31型、33型、44型、 |
接種方法 | 0.5㎖を筋肉内注射 | ||
接種回数 | 3回 | 2回または3回 | |
ワクチン接種後の主な副反応 | |||
50%以上 | 注射部位の痛み、赤み、腫れ、疲労感 | 注射部位の痛み | 注射部位の痛み |
10から50%以上 | かゆみ、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など | 注射部位の痛み、腫れ | 腫れ、赤み、頭痛 |
1から10%未満 | 蕁麻疹、めまい、発熱など | 注射部位のかゆみ、出血、不快感、頭痛、発熱 | 浮動性のめまい(頭がぼーっとしてふらつく感覚)、悪心、下痢、かゆみ、発熱、疲労、内出血など |
1%未満 | 注射部位の知覚異常、しびれ感、全身の脱力 | 注射部位のしこり、四肢痛、筋骨格硬直、腹痛、下痢 | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血種、倦怠感(だるさ)、硬結など |
頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症など | 疲労、倦怠感、失神、筋痛、関節痛、嘔吐など | 感覚鈍麻(刺激に対して感覚が鈍い状態)、失神、四肢痛など |
HPVワクチンの動画はこちら
子宮頸がん予防ワクチンについて、日本医師会が製作した動画があります。下記、リンクもしくはQRコードから視聴できます。ぜひ、ご視聴ください。
接種後に、健康に異常があるとき
HPVワクチンの接種後に生じた症状については、より身近な地域において患者に適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。ワクチン接種後に気になる症状が出たときは、まずは接種を受けた医師やかかりつけの医師など地域の医療機関を受診してください。その際、必要に応じて、協力医療機関の受診について相談してください。
厚生労働省サイトへのリンク
子宮頸がんの早期発見・早期治療のために子宮がん検診が大切です
子宮頸がん検診(注意1)は死亡率を減少させることが科学的に証明された有効な検診です。20歳を過ぎたら、2年に一度は子宮頸がん検診を受けましょう。検診により子宮頸がんを早期発見することができれば、子宮の部分切除等の早期治療により、がんによる死亡を防ぐことができます。
(注意1):まれに、がんでないのに、要精密検査と判定される場合やがんがあるのに見つけられない場合があります。
お問い合わせ
綾部市健康こども部こども支援課母子保健担当
住所: 京都府綾部市青野町東馬場下15-6
電話: 42-0020
ファクス: 0773-42-5488
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
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