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あしあと

    世界連邦都市宣言第1号・綾部市

    綾部市は全国に先駆けて、戦後間もない昭和25年10月14日に「世界連邦都市宣言」をしました。

    世界連邦とは

    世界連邦啓発ポスター

    「世界連邦」とは、国家間の紛争や環境問題など一国では解決できない地球規模の課題を扱う民主的な政府です。ただし、世界を一つの国にするのではなく、各国が互いに独立を保ちながら、国家を超えた権威と権限を有する国際機構による”一つの世界”として、国境を越えた地球レベルの諸問題の対応・解決をしようというものです。

    世界連邦が実現すると

    世界連邦が実現すると、国際紛争は世界法に基づいて平和的かつ公正に処理され、国家間の戦争は不必要となり、不可能になります。各国の軍備は全廃または大幅に縮小され、世界の人々は”地球市民”として平等で、貧困の救済や人権問題の解決へ道が拓かれます。

    自治体による世界連邦都市宣言

    綾部市は、戦後の混乱冷めやらぬ中、市制施行後間もない議会において、我が国初となる世界連邦都市宣言を行いました。自治体として世界連邦の実現に努力するという決意表明です。以後、宣言自治体は全国で380に及びました。

    綾部市の世界連邦都市宣言文

    「綾部市は日本国憲法を貫く平和精神に基いて世界連邦建設の主旨を賛し、全地球の人々と共に永久平和確立に邁進することを宣言する」(昭和25年10月14日議決)

    世界連邦宣言自治体全国協議会

    世界連邦宣言を行った自治体で全国規模の協議会を組織しています。それが「世界連邦宣言自治体全国協議会」です。昭和30年に綾部市が呼びかけて発足したもので、初代会長を綾部市長が務めました。その後、会長・事務局は広島市、岡山市、神奈川県などを経て平成7年から綾部市が担っています。

    綾部市の活動

    綾部市は、我が国初の世界連邦都市宣言以後、平和を市是として、市民団体との協働でさまざまな取り組みを継続。市民憲章(昭和49年制定)の第1項で「平和をねがい、祈りのあるまちにしよう」と謳っているほか、機会あるごとにモニュメントを設置するなど、世界連邦・平和促進のための取り組みを継続しています。

    世界連邦を推進するための基金の創設

    平成3年には全国初の「世界連邦推進事業基金」を創設。啓発事業の実施や、関係団体の補助金などに充てています。

    平和モニュメントの整備

    市内には平和塔や平和の鐘、世界連邦をかたどった綾部バラ園など、平和モニュメントも多数整備しています。

    「平和と環境の日」を制定し事業を実施

    平成7年には世界連邦都市宣言をした記念日である10月14日を「平和と環境の日」に制定。この日を中心に、平和や環境保全に関する啓発事業を実施しています。

    地球市民の集い実行委員会

    平和と環境の日の事業として、地球市民の集い実行委員会では以下の事業を実施しています。

    • 世界連邦推進綾部市小・中学生ポスター・作文コンクール(7から9月頃)
    • 原爆ポスター展(8月)
    • 綾部市民平和祈願の集い(8月15日)
    • 地球市民の集い(10月頃)

    実行委員会の構成団体

    • 綾部市
    • 綾部市議会
    • 綾部市教育委員会
    • 綾部市市民憲章推進協議会
    • 一般社団法人綾部青年会議所
    • 綾部世界連邦運動協会
    • 綾部市環境市民会議
    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:61

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