春の星座を探してみよう！

春の星座は北斗七星を目じるしにして探すことができます。

北斗七星はおおぐま座の一部で、7つの星がひしゃくの形に並んでいます。

北極星を探す目じるしとして有名ですが、春のおもな星座を探すこともできます。

画像の（1）

真上より少し北よりの空に北斗七星があります。

ひしゃくの柄にあたる部分のカーブを伸ばしていくと見つかるオレンジ色がかった明るい星が、うしかい座の1等星アークトゥルスです。

さらに伸ばすと白く輝く明るい星が見つかります。おとめ座の1等星スピカです。

さらに伸ばすとからす座にたどり着きます。からす座は小さな四角形の星座です。

北斗七星からからす座へとつながる曲線を「春の大曲線」といいます。

画像の（2）

北斗七星を(2)の矢印の方へたどると「？」マークを裏返しにしたような星の並びが見つかります。

「ししの大がま」と呼ばれる星の並びで、しし座の頭の部分です。

画像の（3）

ししの大がまの一番下の星が、しし座の1等星レグルスです。レグルスはししの心臓にあたる星です。

ししのしっぽにあたる星はデネボラという2等星です。

デネボラとアークトゥルス、スピカでできる三角形を「春の大三角」といいます。

寒さがやわらぎ、外に出やすくなる季節です。天気が良い日に春の星座を探しに挑戦してみましょう。

画像の（4）

ししの大がまをさらに南へたどっていくと、うみへび座の2等星アルファードが見つかります。

2等星ですが、周りに明るい星がないため分かりやすい星です。

寒さがやわらぎ、外に出やすくなる季節です。天気が良い日に春の星座を探しに挑戦してみましょう。