ハイパー消防団員

綾部市消防団では平成19年9月1日、重機やアマチュア無線取扱資格等の特殊な技能を取得している消防団員による「ハイパー消防団員」の制度を発足させました。
この制度は、「事前に全消防団員の中から特殊技能の資格保有者を募集してハイパー消防団員として登録しておき、土砂崩れや河川の増水などの災害現場において特殊な機材等が必要とされた場合、状況に応じて登録している団員に召集をかける」という、全国的にも珍しい制度です。

制度発足時のハイパー消防団員への登録者数は、延べ167名となっており、大型特殊車両やフォークリフトの運転、電気工事士、アマチュア無線、応急手当普及員などといった専門的な技術や資格を持つ団員が登録されています。
ハイパー消防団員に登録されている団員は、通常は他の消防団員と同様に出動や訓練を行っていますが、ハイパー消防団員を必要とする災害が発生した場合には、消防長と消防団長が協議して必要な状況と判断した場合、消防団長から各分団長に、そして各分団長からハイパー消防団員に出動要請がされて出動することになります。

平成19年9月1日に行われた発足式では、登録団員に対して「登録通知書」及び登録団員であることを証明するステッカーとワッペンが交付されました。