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    綾部市議会設立70周年記念事業【次代を担う高校生議会】

    アニバーサリー講座

    市議会設立70周年記念事業として、令和2年12月16日に次代を担う高校生議会を開催しました。当日は、綾部高等学校2年生のうち72名が参加し、代表10人にふるさと綾部への想いや将来像について発表していただきました。

    また、高校生議会を開催するにあたって、事前学習会として議員が学校に出向き「アニバーサリー講座」を開催し、意見交換等も行いました。

    高校生議会1
    高校生議会2

    次代を担う高校生議会会議録

    令和2年12月16日(水曜日)(第1日)

    午後1時45分

    議事日程

    第1.意見発表

    本日の会議に付した事件

    日程第1.意見発表

    議事順序

    開会(午後1時45分)

    開会宣告

    意見発表

    休憩宣告(午後2時40分)

    再開宣告(午後2時58分)

    意見発表

    閉会宣告

    閉会(午後4時03分)

    会議に出席した高校生議員(10名)

    田畑颯真、松浦妃音、妹尾南、大島太陽、大槻陽向、齊藤萌那、松井一朗、吉田彩来、金田拓真、木村恭輔

    会議に出席した議員(18名)

    1番中島祐子、2番藤岡康治、3番酒井裕史、4番梅原哲史、5番柳原秀一、6番井田佳代子、7番片岡英晃、8番本田文夫、9番渡辺弘造、10番塩見麻理子、11番村上宣弘、12番搗頭久美子、13番吉崎久、14番安藤和明、15番高橋輝、16番森義美、17番種清喜之、18番荒木敏文

    会議に欠席した議員(0名)

    議事に関係した議会事務局職員(4名)

    事務局長:高橋一彦、次長:井上浩豪、担当長:中尾佳津子、主査:四方恵美子

    会議に出席した説明員(3名)

    市長:山崎善也

    副市長:山﨑清吾

    教育委員会教育長:足立雅和

     

    開会(午後1時45分)

     

    安藤和明委員長:みなさん、本日はお忙しいところお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

    ただいまから、綾部市議会設立70周年記念「次代を担う高校生議会」を開催いたします。

    私、本日の司会を務めさせていただきます綾部市議会の議会運営委員長の安藤でございます。よろしくお願いします。

    それでは、開会に当たりまして、綾部市議会議長、荒木敏文がご挨拶を申し上げます。

    荒木敏文議長:綾部高校の皆さん、こんにちは。議長の荒木です。

    このたびは綾部市議会設立70周年記念事業として企画いたしました「次代を担う高校生議会」に、皆さん、積極的に参画していただきまして、本当にありがとうございます。

    ここが綾部市議会の本会議場でして、我々議員はいつもこの議場で市長から提案される綾部市の、例えば小中学校施設の整備だとか、市民センターの建設だとか、あるいは道路整備や福祉施設などさまざまな市民のまちづくりのための議案を審査して、そして、賛成か反対かということを議会で決めています。議案の決定権は議会にありまして、市役所のほうでは市議会が賛成した議案について実施していくことになります。これは国においても、政府が提案した議案を国会で審査して、そして、賛成多数で可決された場合に国が実施するというのと同じシステムです。また、市議会議員はいつも市長に対してさまざまなまちづくりの質問や意見をここで行っております。

    本日は綾高生の皆さんの代表10人が我々と同様、議員としてここで皆さんのまちづくりに対する意見を発表してもらうということになります。

    事前に、私も皆さんの意見や提案を読ませていただきましたが、短時間でよくぞここまでというほど、本当に素晴らしい提案がたくさんありました。どうか、今日はぜひ自信を持って発表していただきたいというふうに思っております。

    また、日本では選挙権年齢が引き下げられまして、18歳になりますと選挙権が付与されて、皆さんも選挙ができるということになります。そのため、国では若い人に主権者は国民である皆さんですよということを自覚してもらうために、主権者教育というのを推進してるということでございます。

    今回の発表を機に、政治や行政に興味を持っていただいて、皆さんが18歳になられたら主権者としてかならず選挙に行っていただくように、よろしくお願いします。

    そして、綾高生ですから、卒業して就職をする人、大学等へ進学する人、道はそれぞれ分かれても、綾部で住んで、そして、将来綾部のまちづくりにかかわる仕事がしたいという人は市役所の職員になる道もあります。25歳になったら選挙に出て市長になる道も、市議会議員になる道もあります。

    今回の高校生議会は皆さんの人生にとって有意義な経験になりますよう、心から願いますことと、そして、皆さんが将来綾部市でこの美しいふるさと綾部で住み着いて、そして、綾部市のために活躍していただくということを心から期待いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いします。ありがとうございました。

    安藤和明委員長:次に、本日の進行につきましてご説明申しげます。

    本日は、京都府立綾部高等学校2年1組、2組の生徒さんを代表して10名の皆さんに高校生議員として発表をしていただきます。また、発表者以外の生徒さん方にも、議場傍聴席と委員会室のモニターで傍聴をしていただきます。

    意見発表は議長の指名により、次代を担う高校生議会次第のとおり、高校生議員が登壇し、1人6分程度の時間で順番に発表していただきます。発表が終わりましたら、その発表について議員からコメントをいたします。前半5人の発表が終わったところで15分間の休憩を挟み。再開後、後半5人の発表を行います。会議の終了は午後4時頃を予定しておりますので、ご協力のほどよろしくお願いをいたします。

    続きまして、高校生議員の紹介をいたします。

    なお、本日は発表される方を議員として御紹介させていただきます。名前を呼ばれましたら、その場で立って礼をしてください。

    田畑颯真議員。松浦妃音議員。妹尾南議員。大島太陽議員。大槻陽向議員。齊藤萌那議員。松井一朗議員。吉田彩来議員。金田拓真議員。木村恭輔議員。

    続きまして、綾部市から御出席いただいております理事者の皆さんを御紹介いたします。

    綾部市長、山崎善也様。綾部市副市長、山﨑清吾様。綾部市教育長、足立雅和様。

    以上のみなさんです。

    続きまして、議員の紹介をいたします。

    紹介されました議員は、自席で起立して礼をお願いいたします。

    荒木敏文議長。酒井裕史議員。森義美議員。高橋輝議員。渡辺弘造議員。本田文夫議員。搗頭久美子議員。井田佳代子議員。吉崎久議員。種清喜之副議長。藤岡康治議員。片岡英晃議員。中島祐子議員。柳原秀一議員。村上宣弘議員。梅原哲史議員。塩見麻理子議員。そして、私安藤和明でございます。よろしくお願いします。

    それでは、以後の進行を荒木議長にお願いをいたします。

    荒木敏文議長:では、これより日程に基づき、本日の会議を開きます。

    日程第1、「意見発表」に入ります。

    それでは、順次意見発表を行い、その発表について市議会議員からコメントをいたします。

    では、初めの発表者、田畑颯真議員の登壇を許します。

    田畑颯真議員。

    (田畑颯真議員登壇)

    田畑颯真高校生議員:私は、綾部高校2年の田畑颯真と申します。私は、「過疎化の一途をたどらないために」というテーマで綾部市のこれからを考えました。

    現在の中丹地域の問題として、生産年齢の都市部への流出を原因とする過疎化、文化・伝統工芸の不継承が挙げられます。そこで、綾部市中丹地域の自然、歴史を生かした地域振興による現状打破の方策を調べました。

    1つ目に、都市部と比較した経済的な余裕を生かすのがよいと考えました。綾部市と京都市の地価を比較すると、2019年では、1平方メートル当たり、綾部市は2万9,742円、京都市は42万1,806円でした。福知山市と舞鶴市も三、四万円程度と、都市部との差はかなり大きいものでした。

    また、綾部市から京都市までの移動費も特急列車利用で2,300円程度、高速道路利用で2,000円程度でした。

    そこで、私は最近の高校卒業生の70%以上が進学する大学、専門学校をより創設することが、問題解決に有効だと考えました。しかし、現在、中丹地域に誘致する土地はあっても、南部と比較して学校数は非常に少ないです。そこで、知人の市役所職員になぜそれほど少ないのかを聞きました。

    返答は、まず1点目に、公立学校を新設するほどの余裕が府にないこと。2点目に、私立学校が創立されても最低必要生徒数の入学が見込めないこと。また、都市部の大学への憧れが強く、地方大学への進学は消極的になりがちになると考えられることというものでした。

    そこで私は、社会学部や文学史学部のない大学に新キャンパスを中丹地域に設立してもらうのがよいと考えました。中丹地域には安国寺や仁王門、福知山城など、古い歴史を持つ建造物も多く、フィールドワークなどで学ぶ場所も多いと考えられるからです。また、大学新設以外にも福利厚生を徹底することにより、Uターン、Iターン人口を増やすことも問題解決に向け有効だと考えます。

    2017年に小学生以下の人口が808人増加した東京都町田市は、子育て助成金を前年より増額し、子育てをしやすい環境をつくり上げることで税収を増やしたという成功例があります。こうした実例を参考に、綾部市でも子育て支援に力を入れることで出生率を上げることができると考えます。

    また、幼い頃から地域の文化・伝統工芸に触れることで興味を持ち、継承を希望する若者も増えるのではないでしょうか。

    現在の少子高齢化社会が進む日本において、地方都市が発展していくのは容易ではなく、現状において地方都市が現在の主要都市に肩を並べるのは難しいです。だからこそ、地方都市部にしかない、メリットや魅力を発信していくことが必要不可欠でしょう。インターネットが普及し、SNSによって、県境、国境を越えてつながれるようになった現在の状況を活用し、積極的に魅力を伝えていくことが必要です。私は来年には選挙権を得て政治に参画していく立場になるからこそ、真剣にふるさとである綾部の未来について考えていきたいと思います。

    これで発表を終わります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:酒井裕史議員。

    3番酒井裕史議員:田畑颯真君、発表ありがとうございました。

    また、子育てしやすい環境づくりとして子育て支援に力を入れることを申されましたが、安心してください。先日の一般質問で、私も子育て支援について確認をさせていただきましたが、山崎市長はちゃんと考えられておられました。

    最後に、田畑君は選挙権を得て政治に参画する立場になるからこそ、真剣にふるさとである綾部の未来を考えたいと話されました。そういった若い力が綾部には必要です。その気持ちを大切に持ち続けてください。

    以上です。

    荒木敏文議長:次の発表者、松浦妃音議員の登壇を許します。

    松浦妃音議員。

    (松浦妃音議員登壇)

    松浦妃音高校生議員:私は綾部高校2年の松浦妃音と申します。今から私が考える綾部のまちの課題と解決策について発表します。

    私は課題として空き家数の増加を挙げ、その解決のため、空き家と食文化の取り合わせを提案します。

    私がこのテーマについて発表しようと思ったきっかけは、まちを歩いていると、使われなくなった家や古くなって外観のかなり悪い家をよく見かけるからです。また、綾部には鮎や米、お酒など特産品が多くありますが、あまり発信できていないのではないかと考えたからです。さらに、私は建築に興味があるので、何か将来に生かせることがあればなと思い、このテーマに決めました。

    では、実際に調べたことについて発表していきます。

    まず、空き家とは、1年以上人が住んでいない家のことをいい、それによってさまざまな問題が引き起こされます。例えば、住宅自体の価値が下がり売却が難しくなる、近隣住民とのトラブルにつながる、不法侵入や不法投棄により犯罪の温床となる可能性があるなどがあります。現在の綾部市の空き家件数は760戸で、そのほとんどがすぐに住めたり、修理すれば住めるものばかりです。綾部市だけでなく、全国で空き家件数は年々増加していて、昭和63年には394万戸だったのが平成30年には846万戸と一貫して増加が続いています。

    このように空き家問題が深刻になってきている中で、少しでも空き家件数を減少させる方法はないか、また、綾部をもっと発信していける方法はないかと思い考えたのが、空き家を使って、綾部の特産品を提供するお店をつくることです。そうすれば一石二鳥で、問題解決につながると考えました。

    しかし、デメリットとして、リノベーションの費用が多くかかることが挙げられます。普通の家からお店にするのには多くの工事が必要で、古くなっていると、きれいにするためにも費用と時間がかかります。

    そこで私は、古民家を使うことを提案します。近年、古民家カフェというのをよく耳にするように、古民家を再利用したお店が増えてきています。古民家を使うことで、全て建て替えるのではなく、そのまま残して古民家のよさを生かすことで費用も抑えられるし、現代に合った店をつくることができると考えました。

    調べてみると、綾部にもそういった店がたくさんありました。その中でも、地元で取れた食材を使って料理を提供しているお店があったので紹介したいと思います。綾部市新宮町にある「GETMETOTHECHURCH」というお店です。古民家ではありませんが、古くなった教会を再利用したレストランで、綾部の有機野菜や舞鶴・宮津の魚介など、地元でとれた食材を使った料理を提供しています。このほかにも古民家を再利用したパン屋さんやカフェなどが綾部にはあります。実際に行ったことがありますが、外観はとてもおしゃれで古民家を再利用したとは思えないきれいなお店でした。中に入ってみても、古民家のよさを残しつつ、きれいにリノベーションされてあり、木の温かさを感じられる雰囲気のよいお店でした。

    このように、綾部には再利用できる建物がたくさんあります。古民家を利用すれば工事費用を抑えることができ、一から建て替えるより簡単なので、個人でも始めやすいと思いました。また、さらに起業しやすくするためには、もっと地域で協力し合える環境をつくることが大切だと思います。

    例えば、お店で使わなくなった什器や道具を譲り合ったり、お店を始める上でのいろいろな知識を共有できる場をつくれば、もっと起業しやすいと思いました。そうすれば、地域の輪も広がり、綾部のまちもにぎわうのではないかと考えました。この取組をさらに充実させて、こういった店を増やせば空き家件数も減少し、綾部を発信していけると思います。

    これで終わります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:森義美議員。

    16番森義美議員:皆さん、こんにちは。綾部市議会議員の森義美です。松浦妃音議員の発表に対しまして、コメントを発表させていただきます。

    初めに、本日、次代を担う高校生議会が開催できたことを大変喜んでいます。また、皆さんの発表を大変に楽しみにしていました。よろしくお願いいたします。

    それでは、先ほど発表をしていただきました松浦議員の本当に貴重なすばらしい提案であり、ありがとうございました。全国的な空き家問題とその活用について、綾部の現状をよく観察し、詳しく調査され、大変参考になります。私たちも少子高齢化、人口減少社会を見たときに、空き家は増加していくことと認識しています。綾部市は全国に先駆け、この課題に取り組み、各地域の皆さんとともに連携を取りながら、空き家の提供、再利用を含め、定住促進に取り組んでいます。松浦議員がおっしゃるとおり、将来を考えたとき、大変重要な課題であり、古民家と食を合わせた取組、また、地域の集いの場として活用することはすばらしい提案です。これからはICT技術も上手に活用し、古きよきものは残しながら、新しい取組にも挑戦し、希望が持てるまちづくりを進めていくことが必要と思っています。

    松浦議員も卒業後、いったん綾部を離れられるかもしれませんが、いつか綾部に帰り、若き情熱と行動で綾部のために頑張ってくれることを望みましてコメントといたします。ありがとうございました。

    荒木敏文議長:次の発表者、妹尾南議員の登壇を許します。

    妹尾南議員。

    (妹尾南議員登壇)

    妹尾南高校生議員:私は綾部高校2年の妹尾南と申します。私は「綾部市の教育について」発表します。

    まず、私なりに、綾部市の教育の長所と短所を考えて整理しました。

    綾部市の教育のよい点は、英語に触れる機会が用意されているという点だと考えます。例えば、イングリッシュキャンパスや中学生の海外派遣事業です。これだけで急に語学力が上がるわけではありませんが、こういった機会があることがとても大きな意味を持つと思います。また、人とのつながりが強いことや、豊かな自然に触れられることも、教育にとってよい面だと考えます。

    課題点は、大きく2つに分けて、学校教育、社会教育の観点から考えました。

    まず、1つ目は、学校教育についてです。これは中丹地域全体になるかもしれませんが、綾部市では、都市部に比べ中学受験が広まっておらず、高校進学の際も選択肢がそれほど多くないので、競争は熾烈ではありません。中学受験をした人や、学校の選択肢が多く、競争が厳しい地域に比べると学力に差が出てしまうことがあると思います。どこに進学するかは個人の自由ですが、重要なのは、その選択肢が現実的に目の前にあるか、その選択肢を選ぶことができる状況かだと考えます。例えば大学・専門学校に進学する際も、親に自宅から通える範囲にしてほしいと言われた場合、付近に大学、専門学校が少ないので、その選択肢は大幅に狭まってしまいます。また、近くに複数の大学がないことで、子どもたちが、ロールモデルとなり得る大学生と接する機会が少ないというのは不利な点であると思います。

    次に2つ目、社会教育についてです。

    図書館や博物館、美術館などの文化的な施設は、あまり充実しているとは言えません。文化的な経験・体験は、教育の達成度と関わりがあることが分かっていて、近場にあるほうがそういった場へ行きやすいことは容易に予測できます。

    以上の現状と課題を踏まえて、私は、キャリア教育の一層の推進を提案します。そうすることで身近にロールモデルが少ないという不利な点を補えると考えます。どういった仕事があるのか知るだけでも意味があると思います。現在では、中学生の職場体験や講演会などがあります。しかし、率直に言うと、学校で行われる講演会などは、興味がない人はあまり聞いていないのが現状です。だから、できるだけ話を聞く単位を小さくしたり、中丹地域・綾部市出身の人に来ていただいたりして、生徒の興味を引く工夫が必要だと考えます。また、回数を重ねることが難しいので、なぜキャリア教育が必要で、行われていて、この取組を通して何を得てほしいのかなどをしっかり説明して主体的に取り組めるようにすることが質を上げることにつながると考えます。

    最後に、私が描く綾部市の未来は、綾部に育つ全ての子が自分の可能性を制限されずに伸び伸びと育てる綾部です。そのために、自分にできることをもっと深く考えていきたいと思います。

    御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:高橋輝議員。

    15番高橋輝議員:妹尾南議員、お世話になりましてありがとうございました。

    今回、妹尾南議員には、綾部市の数ある施策の中で教育に着眼し、綾部の子どもたちに対する提案を行っていただいたことに妹尾議員のセンスのよさを感じました。綾部市のこれまでの教育に対する取組をしっかり評価しつつ、地方ならではの問題点を掘り下げて、どこを改善していかなければいけないのかという提案についてもしっかりと踏み込んでいただきました。

    提案いただいたとおり、綾部市としても今キャリア教育を重要課題として取り組んでおりますが、そのことが子どもたちの将来の職業や、職業を選択するときに役立つ取組になっているのか、改めて深く推察することが必要だと感じました。

    今後は綾部の子どもたちの将来の選択幅を広げるだけでなく、大学や綾部高校との連携を通じて、人材育成や、企業が抱えている人材不足、さらに本市が抱えている人口減少の問題につなげていけるように、さらにこの提案を通して取り組んでまいりたいと思います。

    今回の妹尾議員の提案は、綾部だけでなく、全国の地方が抱えている教育の問題点をも改善するきっかけとなる参考になる提案をいただいたと思って、改めて感謝を申し上げます。

    貴重な提案をいただきました妹尾議員を初め、みなさんには今回のこの高校生議会をきっかけに、綾部市の将来を担う人材だけでなく、日本を担う人材へと成長されることを願いまして、私からのコメントとさせていただきます。皆さん、ありがとうございました。

    荒木敏文議長:では、次の発表者、大島太陽議員の登壇を許します。

    大島太陽議員。

    (大島太陽議員登壇)

    大島太陽高校生議員:私は綾部高校2年生の大島太陽と申します。私は「南海トラフ巨大地震が起こると...」というテーマについて発表します。

    このテーマについて調べようと考えたきっかけは、南海トラフを震源とした大きな地震が数年後に起こるかもしれないと言われている中で、どうしたらその被害を最小限に抑えることができるのか、死者を減らすことができるのか、中丹地域ではどんな被害が起こるのかを調べようと思ったからです。

    幸い、中丹地域では過去にあまり大きな地震は起きておらず、大きな地震を体験した人が少ないのが現状です。そのため、地震の怖さについて実感を持って理解している人が少ないように思います。

    実際に、家族や友達に地震についてどう思っているのかを聞いてみました。すると、地震は怖いというイメージを持っている人は多いものの、綾部に住んでいれば大丈夫と思っている人が多くいました。確かに近畿地方の南部は過去に阪神・淡路大震災を経験しています。また、南海トラフ地震が起きたときは、大きな揺れが予想され、また津波の可能性もあります。最悪の場合、大きな被害が出るかもしれません。一方、中丹地域は南海トラフから離れているので、近畿地方の南部に比べると、まだ安心できる状況です。しかし、万が一、想定外の大きな地震が起きると、どんな被害を受けるか分かりません。

    今後発生することが予想されている南海トラフ巨大地震の場合、日本の太平洋側を中心とした地震でマグニチュード8から9クラスと言われています。地震発生確率は、ここ300年以内で70%から80%です。南海トラフ巨大地震が発生した場合の被害は、建物被害は約238万6,000棟、死者・行方不明者は約32万3,000人、浸水面積約1,015平方キロメートルとされています。また、その震度は、震度6弱以上の範囲がとても広くなっています。震度7の該当面積は約0.7平方キロメートル、震度6強以上が約2.8万平方キロメートル、震度6弱以上が約6.9万平方キロメートルと、とても広い範囲で想定されています。

    しかし、日頃から地震対策を行うことができれば、被害を最小限にする減災効果も期待されています。対策を取ることによって死者・行方不明者数合計約32万3,000人を約6万1,000人まで減らすことができます。

    南海トラフ巨大地震が起きると、中丹地域では震度4から5弱と想定されています。この震度は、そこまで強い揺れではありませんが、対策をしておかないとさまざまな被害が出たり、場合によっては犠牲になる人が出る可能性もあります。

    南海トラフ巨大地震ではありませんが、日本海側で大きな地震が起こった場合、中丹地域の一部は福井県にある高浜発電所から30キロ圏内に入っているため、原発事故の可能性もあり、そのようなことになれば、中丹地域から多くの被害者が出るかもしれません。また、大きな地震の後に広い範囲で土砂崩れが起こったところもあり、そういった点にも注意が必要です。

    このように地震ではさまざまなことが起こる可能性があり、中丹地域は地震が起きてもそれほど被害は出ないと楽観的に考えることは大間違いだと思います。このため、一人一人がいつ地震が起きても自分の身を守ることができるように、どんなことをすればいいのかを考えて行動することも重要ですが、地震が起こっても被害を最小限にとどめ、安心・安全に過ごすことができるよう、まち全体での取組もするべきだと思います。具体的な対策はハザードマップを作る、浸水土砂崩れのしやすい場所を市民に知らせる、避難訓練をするなどです。

    御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:渡辺弘造議員。

    9番渡辺弘造議員:大島議員、発表御苦労さまでございました。緊張の中、分かりやすく説得力を持って発表できたと思います。

    今、発表の南海トラフ地震は発生周期が約90年から150年と言われていますし、発表のようにマグニチュード9程度の巨大地震となっているそうです。

    大島議員の記憶の中にもあると思いますけれども、10年前の東日本大震災と同じぐらいの規模で太平洋側広範囲にわたる可能性もあり、また、この地域には大都会も多いことから、おっしゃるとおり大きな被害が予想されます。また、南海トラフの影響だけでなく、私たちが住む綾部市にも上林に上林川断層があり、これは数万年動いていないそうです。もし、動いたら、最大震度は7と予想されています。また、近隣の高浜町、大飯町には原発もあります。また、地震だけでなく、3年前の西日本豪雨では、綾部市でも大きな災害が発生し、土砂災害で3名の方の尊い命が失われました。今はどこでどんな災害が起こってもおかしくない時代です。

    綾部市には市長直轄の組織である防災・危機管理課があります。そこでは、ハザードマップを作成したり、市民の方自らが避難をするタイミングを知っていただくために、避難のタイムラインをつくっていただくよう指導をするなどして、災害に対する心構えを市民の方に啓蒙するとともに、避難所を含む避難計画の作成をされています。

    私たち一人一人が災害時に備え、ふだんから十分な対策をし、まさかのときに備えておかなければいけないんですけれども、これは正常性のバイアスというらしいですけれども、自分自身は災害には遭わないだろうとか、災害に遭っても自分は大丈夫だろうと、人は本能的に楽観的な考えを持ってしまうそうです。自助、共助、公助という言葉がありますが、今の発表のように、私たち一人一人がふだんから災害に対し十二分な備えをし、対策を立てておくことが必要です。

    今、市長にも発表を聞いていただいて、十分伝わったと思いますし、大変重要な御意見ですので、今後とも議会でも取り上げていきたいと思います。発表、大変御苦労さまでした。

    以上、コメントといたします。

    荒木敏文議長:次の発表者、大槻陽向議員の登壇を許します。

    大槻陽向議員。

    (大槻陽向議員登壇)

    大槻陽向高校生議員:私は綾部高校2年1組の大槻陽向と申します。私は「高齢者にも活躍の場を‼」について発表を行います。

    「高齢者にも活躍の場を‼」というテーマには、高齢者が暮らしやすい町をつくるというだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、より楽しく充実した生活が送れるように、そして、この綾部を初めとする中丹がもっと活気のある町にしたいという意味があります。

    少子高齢化という言葉は、近年日本中どの地域でも耳にする言葉だと思います。まず、少子高齢化というのは、人口に占める高齢者の割合が増加する高齢化と、出生率の低下により若者の人口が減少する少子化とが同時に進行することを指します。調べてみたところ、日本の総人口に占める高齢化率は、28.7%に上り、過去最高となっていることが分かりました。また、全国の平均に比べ、綾部は65歳以上の高齢者の割合が10%ほど高いことも分かりました。これからも、65歳以上の人口は増加傾向が続き、令和18年度には3人に1人が高齢者となることが予測されています。

    このような課題に直面したとき、高齢者を負担として考えるのではなく、高齢者が主役となればいいんじゃないかと考えました。高齢者がもっと活躍できるようにするにはどうすればいいのか。

    私が考えた提案は「おじいちゃんおばあちゃんのオリンピック」を開くことです。おじいちゃんおばあちゃんがオリンピックの競技などできるわけないと思いますが、このオリンピックには種目に工夫があります。種目は、「畑を耕す勝負」「古いお宝勝負」「手編み、ミシンの披露」「俳句や短歌」「演歌」などです。このような種目は激しい運動をしなくても楽しい勝負ができます。また、バラエティー番組にもある「ご長寿クイズ」などを取り入れても面白いと思います。

    この提案の利点は、まず、「自然を生かせる」ということです。畑を耕す勝負などは広い場所がないとできません。綾部や舞鶴を初め中丹にはたくさんの自然があるので、そこを競技場にすることで豊かな自然を大いに利用することができます。

    2つ目は、「たくさんの人が来る」ということです。この企画を機にたくさんの人が綾部を初めとする中丹に訪れ、よさを知ってもらえると思います。

    3つ目は「交流できる」ということです。自分たちよりも長く生きてきておられた方たちの知識や考えは学ぶべきところがたくさんあると思います。だから、高齢者同士でも、若者とでも、交流できるいい機会になると思います。

    しかし、問題点としては、企画を行うためには大変な準備が必要だということ、人を集めるために情報を発信する工夫が必要だということです。けがなどの処置ができる環境を整えることや、安全な場所にすることはとても大変なことだと思います。また、人を集めるためには、インターネットでの発信をするなどの工夫をすることが必要です。

    私は、綾部を初めとする中丹が、大人になっても年をとってもここに住んでいたいと思える、さらに、高齢者の笑顔が増える町になってほしいと思います。高齢化をマイナスに捉えるのではなく、だからこそできることは何なのか考えることが大切だと思いました。

    以上で終わります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:本田文夫議員。

    8番本田文夫議員:民政会の本田文夫でございます。大槻陽向議員の高齢者にも活躍の場をについての発表にコメントをさせていただきます。

    最初にこの発表を聞かせていただいて、大槻陽向議員は高齢者に心温かい気配りのできる優しい生徒さんだなということが分かりました。67歳になります私も大変うれしく思いました。そして、近年、特に綾部市でも大きな課題であります少子高齢化を取り上げ、今後ますます増加する高齢者の活躍の場を、オリンピックというステージで提案していただきました。

    オリンピックといいますと、スポーツ関係でございますけども、少し一例を紹介させていただきますと、国内における高齢者を対象としたスポーツの祭典を御紹介します。60歳以上を対象とした厚生労働省が所管の全国健康福祉祭、いわゆるねんりんピックが昭和63年から始まり、今年で32回目を迎える祭典が毎年開催されております。本大会では参加者が順位を争いつつも、スポーツへ親しみを持って、スポーツを生涯学習として捉え、生きがいがある社会形成、健全なる心身の維持と向上に努めることを目指して、全てのスポーツ種目があります。私もこの大会でソフトボールの種目で参加しております。私のチームメートは80歳を超える選手もおりまして、プレーは大変スピーディーであります。帽子やヘルメットを脱がないと、年齢が分からないぐらいでございます。

    しかし、大槻議員の今回の提案は、スポーツ大会でなく、自然を生かした畑を耕すなど、工夫を凝らした面白い企画であり、その発想に大変感心したところでございます。また、当大会を実施するに当たり、問題点や課題を検討し、その対策についても十分把握しておられることから、将来大槻議員がどのような職に就かれても、立派に計画、立案、実施のできる優秀な人材に成長されると確信しました。

    進学等で一時は綾部市を離れられると思いますが、将来綾部市へ帰ってきていただいて、年を取っても住んでいたい、高齢者の笑顔が増える綾部市のまちづくりに御尽力いただけることを祈念いたしまして、私のコメントとさせていただきます。本日はお疲れさまでした。

    荒木敏文議長:この際、暫時休憩をいたします。

    なお、午後3時から再開し、意見発表を続行いたしますので、御参集願います。

    休憩(午後2時40分)

    再開(午後2時58分)

    荒木敏文議長:休憩前に引き続き、会議を開きます。

    次の発表者、齊藤萌那議員の登壇を許します。

    齊藤萌那議員。

    (齊藤萌那議員登壇)

    齊藤萌那高校生議員:私は綾部高校2年生の齊藤萌那と申します。私は、「綾部市の人口について」発表を行います。

    このテーマについて調べようと思ったきっかけは、綾部市に以前からあった小中一貫校が増えてきていると知ったからです。また、登下校中に出会う人たちや同じ地域に住んでいる人の中で高齢者の方の割合が高いと思いました。だから、全体的に綾部市の人口を見たときに、どうなっているのか気になり調べてみることにしました。

    今の現状としては、だんだん人口が減ってきています。2000年に約3万9,000人だったのに対し、2020年は約3万2,000人と減っています。このまま人口減少が進むと、2045年には約2万人になってしまう可能性があります。

    また、子どもの人数が少なく高齢者の人が多いことにより、高齢化率が全国平均よりも10%以上上回っています。若者が大学などに行くために都会に出た後、戻ってこないことが課題だと考えます。また、自然がたくさんあるのに、それを生かし切れていないところも課題だと考えました。

    今人口減少を止めるために行われている対策は2つあります。

    1つ目は、外部の力を活用した山で取れる「トチの実」を使った活動です。綾部市の山間地にある「古屋」と呼ばれる限界集落で行われているもので、歴史ある村をなくしたくないという住民の思いにより、「水源の里」の活動に参加され、特産品としてトチの実を使ったおかきやあられなどを作られるようになったそうです。全ての作業を平均年齢90歳の女性がすることは難しいということで、応援として「古屋でがんばろうの会」を結成されました。

    私はこのように自然を生かす方法として2つ考えました。

    1つ目は、農業をしている人がたくさんいることを生かし、うまく農作物をつくる方法を学んだり、農業体験ができるような機会を設けることで、たくさんある自然を生かしていけるのではないかと考えます。この体験をすることで、農業に興味がある人を引きつけることができれば人口も増えると思います。

    2つ目は、綾部にたくさんあるきれいな川、木、草、森を生かし、都会ではできないようなイベントをすることです。例えば、綾部で取れる自然の材料を使用したアスレチックを増やすことです。また、夏に川で魚釣り体験をしてみたり、カブトムシやバッタなどを草むらや森で捕まえてみたりする体験をしてみることもとてもよいのではないかと考えました。

    対策の2つ目は、コミュニティナースの活動です。実際に綾部市では奥上林15自治会、西八田6自治会で活動されています。コミュニティナースの目的は、地域の住民の間に入ることでつながりを再構築し、地域の中での支え合いを取り戻すことです。また、食習慣・運動不足の解消をすることにより、住民の自主的な健康づくりを支援し健康寿命を延ばし、介護の負担を減らすことです。

    このように、綾部市にはまだ課題があります。しかし、アピールすることができるいいところもたくさんあります。自然がたくさんあり、楽しめることを生かしつつ、人口を増やすことができればいいなと考えます。また、高齢になっても介護の必要のないぐらい元気な人が増えればいいなと考えました。

    以上で発表を終わります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:搗頭久美子議員。

    12番搗頭久美子議員:齊藤萌那議員、ありがとうございました。

    綾部市の人口に目を向け、少子高齢化問題とその対策、健康長寿など幅広く考え、こうしたら綾部の持つ力を発揮できるという若い齊藤議員の提案を頼もしく聞かせていただきました。

    例えば、綾部の口上林地区には縄文時代の遺跡があり、集落の位置もその時代から変わらないそうです。このように、綾部には綿々と受け継がれてきた長い歴史と文化があります。すばらしい自然もたくさんあります。水源の里もその1つと思います。都市部から過疎地域への移住・定住が活発化する現象、田園回帰は、3.11東日本大震災と原発事故後に注目され、今回のコロナ禍でもその田園回帰に拍車がかかっているのではないでしょうか。便利さだけを追求してよいのかという疑問などから、自分の食べ物は自分で作りたいと、農業を目指す人が綾部へ移住されています。綾部市の自然と農業は大きな魅力であり、齊藤議員の提案に共感いたします。

    最後に述べられたコミュニティナースの活動から、健康づくり、介護予防まで提案いただき、本当に完璧な提案だなと感じました。住民の健康保持・増進のため、直接生活の場を見て保健活動をすることはとても重要です。誰もが元気で安心して暮らせるまちを目指し、人口減少に歯止めをかけるためにも、皆さんの知恵と力に期待いたします。ありがとうございます。

    荒木敏文議長:では、次の発表者、松井一朗議員の登壇を許します。

    松井一朗議員。

    (松井一朗議員登壇)

    松井一朗高校生議員:綾部高校2年の松井一朗と申します。私は「ふるさとを後世に伝えるために」について発表します。

    私は、長年綾部市に住んでいて寺や神社にあまり興味を持ったことがありません。綾部市にたくさんの寺や神社があることは知っていますが、詳しいことは分かりません。私のように寺や神社に興味が持てない若者が多いのが課題だと思います。将来、綾部市の歴史を伝えることができる人が減ってしまうからです。それを避けるためにも、寺などについて知る必要があると思います。そして、課題を見つけるために安国寺について調べることにしました。

    安国寺は14世紀に足利尊氏が創建した寺院で、尊氏と母・上杉清子の墓も残されているということが分かりました。全国的にも有名な室町幕府初代将軍の出生地であるということが分かり、少し調べただけで興味が持てました。さらに安国寺では11月中旬に、「安国寺もみじ祭り」が開催されると聞きました。私はイベントを開催すればいいと考えていましたが、既にイベントがあるのであれば、PRを積極的に行うことが必要だと思います。

    まず、「安国寺もみじ祭」について知ることにしました。この祭りでは、尺八や琴などの邦楽の演奏や野だてなどのイベントが行われているほか、地元特産品を販売する模擬店も出店されるそうです。この祭りと安国寺がPRできれば、若者が興味を持つと思います。

    ユーチューブで安国寺の動画を見ましたが、再生回数が1,200回とあまり多くの人に発信できていないことが分かります。そのためにPR動画をつくり、駅や図書館で流すことができればいいと思います。また、SNSのPRにより、多くの若者にPRできるでしょう。例えばインスタグラムを利用し、安国寺や紅葉の映えた写真を投稿するなどが考えられます。そうすることで若者の目に留まり、PRできると思います。

    さらに、若者に身近なイベントとして認識されるために、綾部高校の生徒にポスターをデザインしてもらい、「水無月まつり」のように綾部市を代表するイベント、寺になれば、さらに若者の興味をそそると思います。

    また、校外学習として小・中学校で安国寺などに行き、綾部市の歴史に触れることも大切だと思います。上林小学校では、「1年生を迎える会」として毎年春に光明寺に行きます。光明寺は聖徳太子が創建したと伝わり、二王門は京都府北部唯一の国宝に指定されています。私は、小学生のときに光明寺に触れることで上林の歴史について知ることができたし、興味が持てました。

    これから綾部市の未来を担っていく私たちが正しい歴史を引き継いでいくためにも、寺などについて興味を持つべきであると考えます。そして、ふるさとについて知ってもらうことが大切です。少しでも多くの若者に知ってもらうために私たちも情報を発信し、積極的にふるさとに触れる姿勢が大切です。

    来年18歳になり、選挙などで、もっと綾部市に触れる機会が増え、綾部市民という自覚を持たなければならない中、歴史や文化にも興味を持ち、綾部市に誇りを持てるようにしたいです。大学生になり、綾部市を出て、もう一度綾部市に帰ってくるときや、大学在学中に自信を持って自慢できるように綾部市を知っていきたいです。都会に行けば分かる綾部市のよさもあると思います。そんな綾部市の文化や歴史を残し、後世に伝えることが大切だと考えます。

    御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:井田佳代子議員。

    6番井田佳代子議員:松井一朗議員、御意見ありがとうございました。

    1年生を迎える会で、毎年光明寺を訪問されてきた松井議員の経験から、お寺や神社に目を向けられたことはとてもよかったと思います。

    安国寺のもみじ祭りのPRがどんな方法で行われているのかを調査し、より若い世代の方の目にとまるよう、もっとSNSやインスタグラムを利用すればPR効果が高まるという提案はとてもよいと思います。いろんな手法でPRをしていくということが必要だと思います。そのために、ぜひ力をかしていただきたいと思います。

    歴史や文化に興味を持ち、綾部市に誇りを持てるようになりたいと言われましたが、そんな考えを持ってくださっている松井議員を初めとする高校生の皆さんは、綾部市の誇りです。これからもよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

    荒木敏文議長:次の質問者、吉田彩来議員の登壇を許します。

    吉田彩来議員。

    (吉田彩来議員)

    吉田彩来高校生議員:私は綾部高校2年生の吉田彩来と申します。私は、「綾部市とお祭りとの関係について」発表を行います。

    市の魅力の1つは季節によって異なるさまざまなお祭りが開催されるところです。特に、あやべ水無月祭りや綾部旧町区八社合同秋季大祭は、毎年多くの人でにぎわいます。しかし、長い歴史のある綾部の祭りには幾つか問題があります。

    綾部市の人口は、年々減少傾向にあります。特に子育て世代や子ども、若者の数が減少しています。この綾部市の現状は、お祭りに影響を及ぼしています。父から聞いた話ですが、綾部旧町区八社合同秋季大祭は、高齢化が問題となっています。この祭りは、みこしが一番の目玉です。みこしは、一日中暑い中、市街地を歩き回るため、体力がとても必要になります。そのため、年齢を重ねるごとにみこしを担ぐことが厳しく、担ぎ手が減ってきています。現在は、町区内で当番制にしたり、高校生をアルバイトとして雇ったりして、伝統を続ける工夫がされていますが、厳しい状況です。

    そこで、私はこの問題の解決策を考えました。まず、1つは、ロボットが担ぐ。現代のロボット化に便乗して、みこしも機械化しようという案です。これなら人員不足は補え、疲れたり倒れたりすることもありません。しかし、莫大な費用がかかります。そして何より、みこしは担ぐ人たちの威勢のいい掛け声や熱気が醍醐味です。そのため、この案の実現は難しいかもしれません。

    2つ目は、お年寄りでも担げるみこしです。例えば、みこしを軽いものにしたり、歩き回る距離を減らしたりして、担ぎ手の負担を減らす工夫をします。しかし、みこしは神様の乗り物です。簡単に重量を減らす改良は難しく、みこしも、回る場所にもそれぞれに意味があるものです。そのため、この案の実現も難しいかもしれません。

    では、そもそもなぜ、みこしを担ぎたいと思う人たちが減ってきているのでしょうか。私は2つの原因があると考えます。

    1つは、町区内でのつながりの弱さだと考えます。知らない人だらけの中で、初めて参加することは、とても勇気が要ることです。町区の集まりはありますが、自由参加のため、全員が参加しているわけではありません。人と人とのつながりの弱さが原因の1つだと考えます。

    2つ目は、世代交代の意識です。若者や私たち高校生の多くは、まだお祭りのお客さんという意識でいます。しかし、今回調べていく中で、高校生もみこしを担ぐことができることを知りました。私たちが伝統を受け継ぎ、祭りをつくっていく立場となっている中で、その自覚がないことが原因だと考えます。

    このことから、私は呼びかけのポスターやチラシを配ることを提案します。配る対象は、職場や部活動です。ポイントは、個人や家族を対象にしていないところです。由良川クリーン作戦でも同様の方法で、200名以上の参加を得ることができます。もともとから結束力のある団体に興味を持ってもらうことで、参加しやすく、なおかつ、祭りを盛り上げてくれると思います。

    歴史があり、伝統が受け継がれていく、そして愛されているお祭りを毎年私も楽しみにしていて、幸せな空間があふれます。このような場所がいつまでも温かく、あり続ける綾部市であってほしいと願っています。

    これで私の発表を終わります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:吉崎久議員。

    13番吉崎久議員:私は市会議員の吉崎久といいます。18人いる市会議員の中で最も年齢が高い、最高齢ということになっています。70歳でございます。

    吉田彩来さん、意見発表、大変ありがとうございました。綾部市の元気な姿を示すものとして地域の祭りに目を向けられたことはすばらしい視点だというふうに思います。発言されましたように、その祭り、特に、みこしをどうやって継続させていくかは、高齢化が進んでいる中で大きな課題となってることは間違いないと思います。彩来さんが提案されているいろんなアイデアも大切なものと考えます。併せて私は、やはり地域、職場、学校などそれぞれのところでの日常的なつながりが重要ではないかと考えます。みんなで知恵を出し合い、一つのものを力を合わせてつくっていく、そんな取組が求められているんではないでしょうか。今後もいろんな提案をしてくださることをお願いしておきたいと思います。

    吉田彩来さんが、いつの時期か綾部に戻ってこられて、元気なまち綾部のために尽力されることを願って、コメントとさせていただきます。ありがとうございました。

    荒木敏文議長:では、次の発表者、金田拓真議員の登壇を許します。

    金田拓真議員。

    (金田拓真議員登壇)

    金田拓真高校生議員:私は綾部高校2年生の金田拓真と申します。私は「綾部の観光活性化」について発表を行います。

    私がこのテーマを選んだ理由は、私自身歴史が好きで、綾部には歴史ある建物やスポットが数多くあることを知っていたので、これらを観光業につなげることができないかと思ったからです。

    まず初めに、綾部の観光の現状です。

    令和元年度中に中丹地域を訪れた観光客数は年間約420万人で、そのうち約60万人が綾部市を訪れていますが、舞鶴市は約250万人、福知山市は110万人と、特に舞鶴市と綾部市ではおよそ190万人もの差があります。綾部市はほかの市に比べて観光客数が少ないのです。

    私はこの原因が綾部の知名度の低さにあると思います。知名度が低いということは、綾部の魅力が十分に発信できていないということ、つまり「アピール不足」であると私は考えます。

    そんな綾部の観光を活性化させるため、私は3つの策を考えました。

    まず、1つ目はSNSを活用することです。現在世界では約38億人の人がSNSを使用しています。日本で見るとツイッター、インスタグラム、LINEなどは幅広い世代の人が使用しています。これらを有効に活用すれば幅広い世代の人、さらに世界中の人に綾部の魅力を伝え、知ってもらうことができます。

    2つ目は綾部にある歴史的な建物、レトロな町並み、豊かな自然を映画やアニメやドラマのロケ地として活用してもらうことです。現在、綾部市では署名などの活動が行われていますが、大学の映画学科やアニメサークル、SNSで動画を撮り配信している団体に幅広くアプローチし、ロケ地として紹介してもらったり、使用してもらうのも有効な手だと考えます。

    3つ目は外国人観光客の呼び込みです。現在日本を訪れている外国人はたくさんいますが、多くの外国人が言語の違いへの不安を感じていることと思います。私も中学生のとき、綾部市の事業で2週間オーストラリアに留学しましたが、そのとき言語の違いはすごく不安に感じました。そこで、通訳機械や人材を設置したりして、外国人が安心して過ごせるサービスをつくっていくこと、また、外国人向けの伝統や文化を体験できる新しいツアーを考えるのも1つ有効な手であると考えます。以上3つが私の考える策です。

    しかし、これらにはデメリットもあります。例えば外国人向けの施設・サービス充実のためにはお金がかかるし、何より、新しい人材を見つける必要があります。しかし、英語が話せる高校生がボランティアとして参加するなどすれば、新たな人材を育てることもできます。メリットもしっかりあると考えます。

    私は今回の学習を通して、新たに知った綾部の歴史、行事、魅力がありました。私たち自身がもっと綾部を知らなければ、ほかの人に魅力を伝えたり、発信することはできません。活性化の第一歩、それは綾部を知ることだと思います。

    そこで私が最後に提案するのは、小・中学校、高校でもっと綾部について考える時間や授業を行うということです。私は小・中学校のとき黒谷和紙の紙すき体験をして自分の卒業証書を作りました。今でも覚えているし、特別な体験でした。私はできるなら、このようなことをもっと体験してみたいし、実際に体験することは、綾部を深く知ることができるいいことだと思います。

    私たちが綾部の魅力をもっと知り、それを発信し、市全体で取組を行えば、綾部を観光で活性化し盛り上げることができると思います。私は将来綾部市を一度離れ、大学に進学しますが、いつ帰ってきても安心でき、将来ここに住みたいと思える、そして観光のまちとして日本人も外国人もたくさんの人が訪れ、いろんな人と交流できる、そんな活気あるまちになってほしいと思います。

    これで発表を終わります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:柳原秀一議員。

    5番柳原秀一議員:市議会議員の柳原秀一です。金田議員の発言に対して、答弁をさせていただきます。

    綾部市でも多くの魅力のあるスポット観光地としてPRし、知名度を上げていこうと考えております。先ほど綾部の観光地を活性化させるための3つの策を提案していただきましたので、綾部市の現在の取組状況について紹介させていただきます。

    活性化のため、1つの策としてはSNSは今では欠かせないPRツールです。市のホームページでいろんな情報を発信していますが、観光に特化したものは綾部市観光協会が独自のPRを立ち上げ、専門家とともに相談しながらアクセス数を上げられるよう工夫したり、フェイスブックやインスタグラムなどを活用したりしてPRを行っています。

    2つ目の策のロケ地の誘致ですが、過去に綾部工業団地の交流プラザが「寄生獣」、グンゼ記念館が「海賊と呼ばれた男」のロケ地となったことがあります。

    綾部市が他の市・町と連携したり、市の職員が映画の制作会社への売り込みに行ったりしてロケ地誘致に取り組んでいます。

    今年は明智光秀を主人公としたNHK大河ドラマの「麒麟がくる」が放送されています。これは平成23年に大河ドラマの誘致協議会が発足し、福知山市や亀岡市など関係のある市で誘致活動を行ってきた成果です。平成27年度にはNHKの朝ドラにグンゼの創業者の波多野鶴吉翁妻、はなさんの物語を取り上げてもらえるように誘致推進協議会を立ち上げ、活動を行っています。もし、朝ドラでの放映が実現したら、綾部市の知名度は一気に大きくなり、多くの方に来ていただけるのではないかと期待をしています。

    3つ目の策のインバウンドについては、黒谷和紙や光明寺二王門など、外国人観光客に好評です。また、最近では里山の美しい自然を満喫したり、田舎の家で農業体験などをしたりする農家民泊いわゆる農泊という旅行スタイルがはやっています。

    綾部市には20軒ほどの農家民宿があり、海外の方に農泊に来ていただくための体験メニューなどを増やすとともに、こうした農家民宿のことを海外の方に知ってもらうためにインターネットを活用した情報発信にも取り組んでいるところです。また、近隣の市・町と連携して組織している海の京都DMOや森の京都DMOは、海外へ出向き、海外の旅行業者が集まる商談会に参加して綾部のことをPRしてます。

    金田議員が言われたように、外国人の観光客で大きな課題となるのは言葉です。そこで、英語の話せるスタッフの雇用や多言語表記のパンフレットの作成、バス停にも努めています。バス停についても外国語表記を行うなど、少しずつですが、環境整備にも努めています。また、最近ではスマホの翻訳機能を使って意思疎通を図っているお店や宿泊施設が増えてきており、言葉の問題も徐々にではありますが、解決されてきています。このコロナ禍が終息すれば、さらにこのようなことに力を入れ、多くの外国人観光客に来ていただけるような仕組みにしなければならないというように考えています。

    皆さんに、綾部市の観光について学んでいただけるのは大変うれしいことです。課外授業で観光行政について市役所に来ていただいたり、出前講座という制度を活用したりして学習する機会がもっと増えるといいと思っています。

    最後に、この綾部市で生まれ育った皆さんが、綾部のすばらしさに誇りを持ち、その魅力を他市、他府県の人々に伝えたり、この綾部に住み続け、活気あふれるまちづくりをしたりする次世代の役割につなげてほしいと思います。

    これで金田議員の発言に対しての答弁を終わります。以上です。

    荒木敏文議長:次の発表者、木村恭輔議員の登壇を許します。

    木村恭輔議員。

    (木村恭輔議員登壇)

    木村恭輔高校生議員:私は綾部高校2年生の木村恭輔と申します。

    私は綾部市の工業団地と綾部市の発展について着目して調べました。なぜ、このようなことを考えたかというと、度々、工業団地を通り過ぎる際、名立たる企業がたくさん立ち並ぶ中、駐車場の車の少なさや工業団地の認知があまりされていないことに疑問を感じ、同時にそういった点を改善できれば、綾部市の認知につながるのではないかと思ったからです。

    綾部市は現在、カルビーやコカ・コーラ、本田味噌工場を始めとする世界有数の大手企業が立ち並んでおり、工業団地以外のオムロンや日東精工を含め、綾部市には多くの工場があり、工業面は大変栄えていると言えます。私は綾部市内の工場内の様子を知るため、6月頃日東精工に勤めておられる方に取材を行いました。取材の結果から、新型コロナウイルスの影響を受け、工業団地の企業を含め、収入減による退職者もいるとの情報を頂きました。やはり、コロナ禍によるマイナスの影響もあるようです。

    綾部市の工業団地の認知度を上げるためには、まず人工的に生やした木々により工場が隠れて目立ちにくいこと、人通りの少ない立地にあることの2点が課題だと考えました。しかし、これらを改善しようとすれば、景観の面や大型トラックの交通量の増加などのマイナスの面が出る可能性があります。そこで私は綾部市の工業団地の認知度を上げるための打開策を考えました。

    1つ目は、工業団地周辺の歩道に花壇を設置すること、2つ目は各工場の看板のリニューアルです。花壇の設置により、単調な建物が多く親しみの薄かった景観が四季折々に潤いのある景観に変えることができます。そして、そうすれば市民の散歩コースにもなり、人通りも増え、より市民に親しまれることにもつながるのではないでしょうか。花を植えることで、工場の堅苦しさも解消することができます。各入り口付近に植える花を変えても面白いかもしれません。看板に関して、私は綾部インターチェンジを下りた際に見える告知看板として福島県群山市小田原の東部幹線沿いにある、右上にあります、大型の看板を提案します。大きめの看板によって各企業のアピールができ、目にとまりやすくなります。そして、より多くの企業が並ぶことで、インパクトを与えることもできます。ただ、看板の大きさの関係で、工業団地全ての企業を宣伝しようとすれば、幾ら小さくしようと、既に立てられているものを含め、あんばいが難しいのが現状です。

    私は工業団地周辺の活性化を考え、それにつながる案を考えました。私が調べた限りでは、花壇と看板の費用を足してもコストはそれほどかかりません。設置による多少の課題もあるかもしれませんが、何も行動しなければ現状は変わりません。

    さらに別の案として、工業団地のことをより多くの人に知ってもらい、綾部市の発展につながるために、多くの人が利用するユーチューブなどのSNSにPR動画をアップするということも考えました。人の情報拡散力はいい意味でも悪い意味でもあり得ない速さで広まります。そのいい意味を利用することで、より多くの人に存在を知ってもらい、綾部工業団地のよさ、ほかにはないすばらしさを知ってもらうことにつながると思います。

    そして、綾部の工業団地の仕事に就きたいと思う人が増えれば、綾部への移住を希望する人が増え、人口増加、人手不足解消などの他分野の問題解決にもつながるのではないでしょうか。それこそが綾部市を発展させ、活気づける糸口になると思います。

    ここまで企業がそろっているのにもかかわらず、何もしないのは非常にもったいないことです。綾部市のよさがさまざまな人の心を動かし、工業団地、綾部市のよさがより一層発展してくれることを私は願います。

    以上になります。御清聴ありがとうございました。

    荒木敏文議長:村上宣弘議員。

    11番村上宣弘議員:木村議員、発表、大変御苦労さまでございました。大分緊張しましたか。

    木村議員の御提案、大変心して聞かせていただきました。

    私が工業団地について考えることは、まず、地元の人間の声を、それから固定資産税等の収入の面において工業団地の誘致等についてはよいんやないかと思っておりました。

    ただ、今、木村議員のお話を聞かせていただきまして、違った面での工業団地の在り方、そういうことを学ばせていただきました。大変よい発表やなかったかなとそのように思います。

    また、メリット、デメリットもしっかりと考えていただいて、その上で市民に親しまれる工業団地をというような御提案、確かに現在企業が入ってきておりますが、外からの企業ですので、日東精工さんなどもありますが、カルビーにしても本田味噌にしても、綾部、もともとの企業ではないと。そこら辺から、あまり市民とのつながりが少ない、そういうとこも考えていただいたんやないかと、そのように思います。

    看板につきましては、確かにインターチェンジから下りて、真っすぐ下りてきましたら、見えるのは看板を求めますというPR看板と、サインといいますかね、右へ行ったらグンゼスクエア、北部創造センターいうふうなことは分かるんですが、工業団地という文字は一番上に左側しかありません。やはりどんな工業団地が、工業団地の中にどのような企業が入っているのかということも知らしめるのも一つの手段やないかと。その面につきましても、大変感銘を受けたところではございます。

    また、工業団地について人口問題についてまでも考えていただいとります。物すごく幅広く考えていただいた発表やなかったかと、大変よい発表やったと思います。

    最後に、また、10年たったら、今度はその席に座れるように頑張っていただきたいと思います。これで、コメントを終わります。

    荒木敏文議長:以上で、全ての発表が終わりました。

    高校生議員の皆さん、大変御苦労さまでした。

    以降の進行は安藤議会運営委員長にお願いをいたします。

    安藤和明委員長:全ての議員のみなさん、お疲れさまでございました。

    ここで、山崎綾部市長から、全体を通してのコメントをいただきたいと思います。

    山崎市長、よろしくお願いします。

    山崎善也市長:皆さん、お疲れさまでございました。ちょっとほっとしたような顔がうかがえますけども、いかがでしたかね。

    今日は今年、綾部市制70周年という一つの節目の年なんですけども、そういう意味では議会も同じく70周年ということで、その記念事業としてこの「次代を担う高校生議会」、この事業が開催されました。2年生の代表10人から、それぞれ発表をいただいたわけですけども、本当に全員すばらしい発表でございました。誠にお疲れさまでした。

    いつもは、私はここに座ってるんですけど、コメントされた議員さんは、実はそちらに、今皆さんが座ってるそこに座っとられて、そちらからいろいろ質問をされて、我々がまた答えたり議論をするという、別に対立してるわけじゃないんですけども、一応正対したような形でなってますんで、今日はそのそちら側におられる議員さんがこちらにおられるんで、何かちょっと妙な感じもするんですけども。

    こういった制度のことを二元代表制といいます。言葉として覚えとられたらいいと思います。二元代表制。つまり、私市長も市民の皆さんから直接選ばれて、議員の皆さんも市民の皆さんから直接選ばれた、それぞれが市民の支援を得て当選させていただいた者同士が、そこでさらに議論をして、そして綾部の目指す方向といいますかね、予算を含めたり、いろんな条例も定めていくと、これが二元代表制というふうにいいますので、その点はちょっと覚えといていただければとこういうふうに思います。

    今回、コロナ禍でそれぞれ学校の授業もままならない、クラブ活動も時間的に制約受ける中で、こういった高校生議会の準備、そして、本番まで貴重な時間を割いていただいて開催できたこと、議員と称された生徒の皆さん、そして、傍聴していただいている生徒の皆さん、また、御指導いただいた先生の方々に、この場を借りて感謝申し上げたいというふうに思います。

    また、この議会の開催に当たっては、皆さんと議員の各位がアニバーサリー講座として事前学習会も開催されたり、綾部市のそこで長所とか短所、将来像についてもグループワークを通じての意見交換もされたと、そういった準備もされて今日に臨まれたというふうに聞いております。

    先ほど10名の皆さんから本当に綾部市のさまざまな課題、これに対しての解決策とか提案をいただきました。その後議員さんがそれぞれコメントをされましたんで、あるいは答弁をされた方もいらっしゃいましたけども、私のほうから、もうこれ以上個々については控えますけども、人口減少ですね、それから少子高齢化、さらに過疎化の進行、空き家対策、情報発信、そして、教育、災害対応についても意見をいただきました。また、歴史とか文化、伝統の伝承、お祭りとかイベント、また観光の活性化、また、そして最後は工業団地など産業振興ですね、こういった点、本当に多岐にわたって御意見をいただきました。もう既に手がけているものもありますし、まだできてないものもあります。やっててもなかなか効果が出ない、非常に難しい問題もありますけども、今日いただいた御意見をしっかり整理して、これからの綾部市のまちづくりに生かしていきたいというふうに思います。

    今日参加していただいた高校2年生の方、2年前かな、私のふるさと講座っていうのを中学3年生のときに受けていただいたん、覚えてますかね、どんな話をしたかまでは難しいかもしれませんけども。その場で、ふるさとがあるっていうことが本当に当たり前のことではないんだと。世の中には転勤族であったり、引っ越しばっかりしてなかなか自分のふるさとと呼べる場所がない、そういう子も大勢いるんだよっていうような話もしたし、これから綾部を離れる人もいるかもしれないけども、人生長い中で失敗したり挫折したり、人にだまされたり、裏切られたり、そういうこと、それはもう多かれ少なかれ、必ずあると思うんですけども、このふるさとの住んでる人たち、親兄弟であったり、幼なじみであったり、先生であったり、近所のおっちゃん、おばちゃん、こういった人たちは絶対あなたたちを裏切るっていうことはない。そういう人たちが住んでるまちがあるんだっていうこのありがたみですよね。今は気づかないかもしれないけども、綾部を離れたら、必ずそのありがたみが分かる、こんな話もしたかというふうに思いますけど、覚えてますかね。そして、このまま残る人、あるいはいったん出るけどまた戻ってくる人、もう出て帰ってこないんじゃないか、そんな手挙げ方式で皆さんの意見も聞いたかというふうに思いますけど、覚えてますか。

    皆さん、来年になったらもう選挙権が得られるというふうに制度に変わりました。より政治という身近に感じられると思います。今日発表された内容を、さらに自分を意思を示すと、投票によって示すということが可能になります。今日の経験が本当にそういったことをまた改めて考えられるような機会になれば、今日のこの試みも大きな意味があったんではないかというふうに思います。

    アメリカの大統領にリンカーン大統領って、名前ぐらい聞いたことありますかね、第16代、奴隷制度などを廃止したリンカーン大統領。彼がリンカーン大統領がゲティスバーグというところの町で演説をした、これは非常に有名なフレーズがあります。これは日本語では人民の人民による人民のための政治、ofthepeople,bythepeople,forthepeople、人民の人民による人民のための政治、これを綾部に置き換えると、綾部人の綾部人による綾部人のための市政、こういう言い方ができるというふうに思います。皆さんもぜひこのbythepeople、綾部人による、ここに住民参加がありますので、ぜひ皆さんも選挙権と合わせて、住民参加のまちづくりに政治を通じて参加していただければ大変うれしく思います。もちろん民主主義は権利と義務と、この両方があります。自分のやってほしいこと、権利を主張すると同時に、やらなければいけない国民の三大義務っていうのを皆さん社会科で習いましたよね。教育と勤労と納税ですね、税金も払わなきゃいけないんですけども、ここも忘れないでいていただきたいというふうに思います。

    さて、コロナということで、かつて経験したことのないような時代になってしまいました。今、まさに100年に一度というまっただ中に我々は生きてるわけですね。これは前例がない、答えもないかもしれない、適切な指示も指導もないかもしれない。GoToトラベル、GoToEatが急にまたストップする。本当に迷いながら、今日本という国が、あるいは世界が動いております。

    そういう中にあってはどうするべきか。やはり自分で考え、自分で判断をしていく。当然それには責任も伴いますけども、そこで大切なのが生きる力ですね。自分で考えて、自分で課題を解決する方法を見つけて行動するという、この生きる力です。綾部の教育の方針は、この生きる力をいかに育てるか、そして伸ばすか。そのためにふるさと教育とキャリア教育と英語教育、国際理解教育、ここをずっと大切にしてまいりました。

    聞くところでは、皆さんの学ぶ綾部高校、すごい今人気が高まっていると聞いています。ほかの学校がなかなか定員に満たないのに、綾部高校だけ倍率が高くなっているという話を聞きました。

    この間、綾部市役所、来年入りたいという試験がありました。綾部の皆さんの先輩の3年生の方が綾部市役所に入りたいって試験を受けにきてくれました。私が尋ねました。綾高生活、楽しいですか。もう即座に答えました。楽しいです。じゃあ、何がそんなに楽しいんですか。いや、勉強しようと思ったら勉強もできる、クラブ活動しようと思ったらできる、スポーツもできる、それから学園生活ですね、体育祭とか文化祭とか、頑張れるもんがいっぱいある。バイトもできる。恋愛もできる。もう本当に自分のやりたいことができる舞台が綾部高校にあるんだと、そういうことをその受験生、言ってくれました。

    私はですね、これ、やっぱりいろんなことができる、総合力。これがまさに人間力、生きる力を育てる学びの場だというふうに思っています。私も実は綾部高校のOBの一人として大変うれしく思いました。やっぱり生きる力っていうのは、今コロナ、先ほど言いましたけれども、どんな状況の中でも諦めずに頑張る力、頑張れる力と、それを育ててくれる学校が綾部高校なんだということを、既にもう若い人が見抜いてるんじゃないかと。それが、今の入試の倍率が高くなって、人気につながってるんではないかなというふうに思っております。そういう意味では、皆さんはすばらしい学校で学んでる。そのことは誇りに思っていただければとこういうふうに思います。

    最後に、繰り返しですけど、皆さんには綾部というふるさとがある。しかも、それを自慢できる、誇りにできるすばらしいふるさとがあるということですね。そのために何ができるのか、自分に何ができるのか、権利と義務ですね。そこで一つとして、やはり綾部に将来帰ってくる、綾部で頑張る、私はそのことを皆さんに期待したいというふうに思います。2年生ですから、進路を決めるのにはもうちょっとあと1年近く時間があるかと思います。今日ここで申し上げた言葉が、少しは皆さんの今後の選択、将来の選択を決める参考になればというふうに思います。

    今日の開催、御支援いただきました先生初め、こういった機会を設けていただいた荒木議長初め議員各位に感謝を申し上げまして、私の総括とさせていただきます。コロナでつらい中、今日は久しぶりに皆さんの元気なパワーを頂きました。私のほうから御礼を申し上げます。ありがとうございました。皆さん、御苦労さんでした。

    安藤和明委員長:山崎市長、示唆に富んだコメント、誠にありがとうございました。

    閉会に当たりまして、綾部市議会副議長、種清喜之が御挨拶を申し上げます。よろしくお願いします。

    種清喜之副議長:綾部市議会副議長の種清喜之でございます。閉会の挨拶ということで、主催者を代表いたしまして、一言みなさん方に御礼を申し上げたいと思います。

    まずをもちまして、このたび、綾部市議会設立70周年記念事業といたしまして「次代を担う高校生議会」を開催させていただきましたところ、コロナ禍でさまざま難しい状況がある中で、このように無事に開催できましたことを心より御礼申し上げます。また、山崎市長、山﨑副市長、そして、足立教育長につきましても御臨席を賜りまして、誠にありがとうございます。

    特に、この綾部高校の2年1組、2組の生徒の皆さん、そして、先生方におかれましては、先ほどもすばらしい発表をいただきましたが、本日のこの高校生議会はもちろんのこと、事前の学習会といたしまして、アニバーサリー講座を開催させていただくなど、積極的に御協力をいただきましたことを、本当に心から感謝を申し上げます。

    とりわけ、今日大変緊張される中、すばらしい発表をいただきましたこの10名のみなさん方ですね、このみなさん方には本当に事前の調査、研究でありましたり、原稿の作成、中にはそういった市内の企業さんを訪ねられたというようなお話もあったかと思いますが、本日に至るまで大変な御努力をいただきましたことを心より感謝と敬意を表する次第でございます。この演壇に立つと、本当に緊張されたというふうに思うんですが、見事、その緊張を力にかえられて、ハキハキと堂々と発表される姿を私も後ろのほうで見させていただいておりましたが、大変頼もしく見させていただいたところでございます。

    本日は、綾部市議会18名の議員全員参加しておりますし、綾部市長山崎市長、山﨑副市長、足立教育長も御参加をされておられます。みなさん方から頂いた御意見というものは、今後議会の中で十分議論される可能性もあるかというふうに思っております。本当に未来を見据えたすばらしい発表であったり、実際この議会の中で議論をされているリアルのそういった課題の部分ですね、そういった内容もございましたし、中には議員では思いつかないような若者らしい柔軟な発想で御提案をいただいた内容もございました。こういった内容をもとに、また、議会でもしっかりと議論をしていきたいというふうに思っております。

    さて、今回この綾部高校生議会を開催をさせていただいた目的の一つとしては、やはり若いみなさん方がどのようなことを考えておられるのかということを聞かせていただくということも大きな目的の一つではございましたが、もう1つは、やはりこういったまさにこれからの次代を担われるみなさん方が今回の一連の事業を通じて、綾部の魅力とか綾部の課題とかに真っ正面から向き合っていただいたり、実際、本日のように議場に足を運んでいただいたり、議会の空気というものを肌で感じていただくことで、主権者教育の部分ももちろんですし、政治やまちづくりをもう少し身近に感じていただきたいと。そして、ひいてはそういった思いから、この綾部に対する思いを高めていただきたいと、そういった思いで開催をさせていただいたところでございます。

    先ほど市長のお話にもありましたが、みなさん、来年には有権者となられるところであります。ぜひ選挙の折には、今回のこの高校生議会のことを思い出していただいて、貴重な一票を投じていただきたいというふうに思っておりますし、さらに欲を言いますと、みなさん方それぞれに夢や目標があるんじゃないかというふうに思います。ない方は、これからきっと持たれるというふうに思うんですが、そういった夢や目標を大都会で達成されることももちろんそれはすばらしいことだと思うんですが、もし、可能であれば、この綾部市で、綾部市外の方も、生徒さんもおられるということですんで、それぞれの地元で、ぜひそういった夢をかなえたり、目標を達成する、そういったことでこのまちを盛り上げていくというような生徒さんが一人でも今回を機に生まれられると、我々としても大変うれしく思うところでございます。

    そのためには、我々議員も当然のことながら、みなさん方から頂いたこの提案を、今後しっかり議論を深めていったり、若い世代の皆さん方が働きやすい環境とか、子育てしやすい環境の整備というものにしっかりと力を入れていきまして、一人一人が夢を実現できるまち、一人一人が幸せを実現できるまち、そういったまちづくりを力強く推進していきたいというふうに考えておりますので、みなさん方には今後とも政治やまちづくりに関心を持っていただきますことを、よろしくお願いしたいと思います

    最後になりますが、これからみなさん方が進まれるどんなことにもチャレンジができる、どんなことも実現ができる、そのような真っさらな未来が輝かしくすばらしい未来になりますことを心より御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶にかえさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

    安藤和明委員長:ありがとうございました。

    以上をもちまして、綾部市議会設立70周年記念「次代を担う高校生議会」を閉会といたします。

    綾部高校の皆さん、関係者のみなさん、長時間ありがとうございました。また、山崎市長を初め理事者のみなさんにも御礼申し上げます。

    傍聴していただきました生徒の皆さんは、玄関前にマイクロバスが待機しております。バスへの移動をよろしくお願いをいたします。大体今から10分から15分後にはバスが出発いたしますので、御乗車いただきますようよろしくお願いをいたします。

    なお、発表されました方はこの後、記念撮影と、報道関係の方との取材を受けたいと思いますので、この場にお残りください。ありがとうございました。

    閉会(午後4時03分)

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