平和思想家・波多野一郎(はたのいちろう)
プロフィール
大正11(1922)年生まれ。綾部市出身。哲学者、平和思想家。
中沢新一が共著として波多野一郎の『イカの哲学』を取り上げたことにより新たに脚光を浴びる。
祖父はグンゼ創業者の波多野鶴吉。昭和17(1942)年に早稲田大学商学部入学。
昭和19(1944)年に陸軍入隊、航空隊に配属される。翌20(1945)年7月1日、南満州の基地で神風特攻隊として特別攻撃命令が下るが、ソ連軍侵攻のため出撃できず。同年8月敗戦となりシベリア抑留。4年間の強制労働に服す。
昭和24(1949)年、シベリアから帰還。プラグマティズム哲学の研究のため昭和26(1951)年にスタンフォード大学大学院哲学科に入学。昭和29(1954)年、同科修士課程を修了し帰国。
昭和40(1965)年、特攻隊、終戦、抑留、そしてアメリカでの体験をもとに独自の平和哲学を展開した著書『イカの哲学』を刊行した。
昭和44(1969)年、逝去。
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