初代山家藩主・谷衛友(たにもりとも)
1563年生まれ。
谷衛友は美濃国に生まれ、父衛好とともに羽柴秀吉につかえ各地を転戦。功により綾部の領地を与えられ、山家に陣屋を構えた、山家藩の初代藩主である。
豊臣から徳川へと移り変わる中、関ヶ原の戦いの際には一応西軍側に属したが、田辺城包囲戦においては、東軍方の細川氏を攻める意思はなく、攻めている振りだけをした。これは、「谷の空鉄砲」として有名なエピソードである。
この態度が、関ヶ原の戦後処理において有利に働き、谷家は所領を安堵されたのである。
立藩当初は一万六千石の領地であったが、三分家に六千石を与えたため、山家藩本家はわずか一万石となる。
丹波の山間の弱小藩ではあるが、江戸時代を生き抜き、無事に明治維新を迎えた。
陣屋跡は今も城址公園(広瀬町)=写真=として残っている。
1627年没。
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