水墨画家・矢田作十路（やたさくじゅうろう）

昭和12（1937）年生まれ。綾部市中上林地区出身。水墨画画家、元公益社団法人日本南画院参与。

平成8（1996）年、日本南画院展に出品。以降、毎年出品。平成14（2002）年に特選、平成15（2003）年に作家賞、平成16（2004）年に楽土賞、平成18（2006）年に日本南画院賞秋邨賞を受賞。

平成21（2009）年、蒼林社展で京都知事賞受賞。平成22（2010）年には、日本南画院展第50回特別賞を受ける。

また平成25（2013）年、第53回日本南画院展衆議院議長賞に輝く。平成28年(2016)年には、第48回新院展で自由民主党総裁賞を受賞。

長年パーキンソン病と闘病しながら、最後まで筆を執り続けた。

元公益社団法人日本南画院参与、元京都日本画家協会会員、元蒼林社会員、元創の会会員、元白羊の会主宰。

平成30(2018)年、逝去。

令和元年に作品「波濤」が、フランスのマドレーヌ寺院へ公式収蔵された。

父より絵筆を持つことから教えられ、今人生最終期を迎え、綾部のこの地で絵筆を納めるとは思いもしない人生でした。

今、子ども達にこの絵筆を持つ喜びを与えられたことの幸を大切にし、この技法が少しでも残せれば、幸に思います。