教育者・吉川茂仁香（よしかわもにか）

明治39（1906）年生まれ。綾部市新宮町出身。教育者、カトリック聖心会員。

医師の吉川五六の三女として生まれる。

京都府立綾部高等女学校卒業後、東京聖心女子学院高等専門学校（聖心女子大学の前身）で学び後にカトリック聖心会修道院に入会。

海外で200年以上の教育実績を持つ聖心女子学院で、ミッショナリー会員の後を継いで東京聖心女子学院高・中・初等科校長職（昭和16（1941）から38（1963）年）に就く。

その間、上皇后（正田美智子）、元国連高等弁務官の故緒方貞子、作家の曽野綾子らの教育に校長としてあたっている。

さらに、静岡県裾野市の不二聖心女子学院および札幌市宮の森の札幌聖心女子学院校長を歴任。藍綬褒章を授与されている。

昭和45（1970）年、東京の聖心女子大学内の聖心会修道院で逝去。静岡県裾野市の聖心会修道院の墓地に眠る。