上杉姓の起源・上杉清子(うえすぎきよこ)
生年不明。
足利尊氏の母として著名であるが、綾部との関係とは?キーワードは清子の姓「上杉」である。
上杉氏も足利氏と同様関東で活躍する武士の家柄であるが、その姓の由来は綾部の「上杉荘」(現在の綾部市上杉町)を領地としたことによる。上杉氏は元来藤原氏の一派勧修寺流の公家であったが、鎌倉時代に関東に下り武家となった。その折、領地の名を採って上杉と改姓した。
上杉氏は足利氏と親密な関係で、上杉清子は足利貞氏に嫁いで尊氏を出産。
その清子が、上杉荘の光福寺(安国寺の前身)にあてた土地寄進状に「生まれ育ちたる所にて…」と記している。
これは清子自身が綾部の上杉で生まれたともとれるが、上杉氏そのものが「上杉荘」を起源としていることを言おうとしているのであろう。
清子が上杉氏の氏寺にしたいと願った光福寺、その思いは尊氏に届き、全国に安国寺を設置するに際し、光福寺を筆頭安国寺=写真=とした。
安国寺境内に建ち並ぶ三基の宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、上杉清子・足利尊氏・赤橋登子(尊氏の妻)の墓といわれている。
1342年没。
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