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更新日:2021年2月16日

雨過天晴―善聞語録132(広報2月号掲載)

「雨過天晴」とは、雨上がりは天気が良くなることから、どんな悪い状況も長くは続かず次第に好転することを意味する。古代中国の皇帝が発した言葉であるが、今年のNHK大河ドラマの主人公、渋沢栄一も好んだと伝わる。平たく言えば「止まない雨はない」「明けない夜はない」の類義語。

新型コロナの猛威を世界的な”吹雪”と称した学者がいたが、言い得て妙だ。吹雪は先が見えなくなり、人々の行動を止め、自宅への引きこもりを余儀なくする。計画は狂い、変更を余儀なくされることもある。しかしながらコロナ禍が吹雪と異なるのは、一過性で収まることなく、複数年に亘って影響が及ぶことだ。さすがに一年以上も籠ると身体は鈍り、気持ちは萎え、心も荒む。時には生死に関わる床に伏す場合もあろう。

それでも人類の長い歴史の中で、感染症が人間を駆逐した例は一度もない。病原の正体が分からずワクチンや治療薬がない時代においてさえ、人類は百年周期で発生するとも云われるパンデミック(大流行)をその都度、世界の隅に追いやってきた。さてそのワクチン接種がまもなく我が国でも始まる。ワクチンの効果や安全性、また変異種への適用など課題はあるが、大きな一歩であることは間違いない。躊躇する向きも分からぬはないが、ワクチン接種が「雨過天晴」につながることを期待して已まない。

山崎善也

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京都府綾部市若竹町8番地の1

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