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更新日:2018年5月15日

孫・孫―善聞語録99(広報5月号掲載)

♪なんで~こんなに可愛いのかよ~、孫という名の宝もの~♪

2人目の孫に恵まれた。大泉逸郎の歌よろしく理屈抜きで愛くるしい。最初の孫を授かった3年前、争いのない世界平和を念じたが、更にその想いを強くしている。

ところで、親が子を大事にするのは種の保存のためという進化論的な裏付けがあるが、祖父母が孫を溺愛(できあい)するのは趣(おもむき)が異なる。子(孫)の面倒は親(我が子)がみれば十分と考えられるからであろう。そもそも他の多くの動物では隔世代が誕生するまで生存する確率が低いため、孫を可愛がるような行動に進化する余地がないという。その点でヒトは己の繁殖期を終えた後もかなりの寿命をもつが、これは何に由来するのであろうか?

祖父母が子育てに参加することで孫の生存率が高まるのではないかとの説もあり、これが正しければ孫に執着する理由もそれなりに説明できよう。現実問題として、核家族で共働きしながら複数の子どもを育てることは至難の業で、まさに我が息子夫婦もその状況に直面している。古(いにしえ)より大家族制の中で育まれた我が国の伝統が、少子化待ったなしの現代社会においてこそもっと見直されても良いのでは、と考える。特におばあちゃんの豊富な子育て経験の効用は人口増に寄与するところであるが、さておじいちゃんはというと、泣きじゃくる赤子を前に“マゴマゴ”するだけかもしれない。

山崎善也(綾部市長)

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