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更新日:2019年6月25日

地理編(第3章)

綾部市付近の気候の性質について、まず月別の気温と降水量の関係をクライモグラフの表現法で示すと次頁の図のようになる。十月から五月まで図の左下にかたよっていて、気温が低く降水量が少ない冬型に近い性質を示している。とくに十二月から三月までは気温が低い。しかし月別平均気温は氷点下に下らない。六月から九月までは気温が高く、降水量が多い夏型を示している。とくに八月の降水量が少ない状態が目立っている。したがって一年の四季は十二月・一月・二月・三月が冬の季節、四月・五月が春の季節、六月・七月・八月・九月は夏の季節、十・十一月は秋の季節とわけられよう。

つぎに霜・雪・雹(ひょう)・風についてみると、初霜のおりるのは十一月下旬の年が多い。終霜は四月中旬末の年が多い。京都府農林部農蚕茶業課の調べによれば、綾部市域に霜みちがあることが指摘されている。霜道を記すとつぎのようである。中上林念道と五津合大町をつらねる地帯、下八田の光味(こうみ)・以久田台地・小畑の段丘・私市段丘をつらねる地帯、高津と長田野をつらねる地帯である。最近の丹波の霜害を列挙すると、昭和三十八年・三十九年・四十年(二回)・四十一年・四十二年(三回)・四十三年(二回)・四十四年であって、毎年霜害を受けている。霜害をともなう霜は、四月下旬から五月上旬にかけての時期に降霜する。おそ霜ほど被害が大きく、茶・桑・野菜に大きい影響を与えている。四十六年は柿の木にも害があったことが報告されている。

終雪は三月下旬であって、時には早咲きの桜に雪景色が見られることもある。降雪日数は年平均十九日である。積雪深は昭和九年一月に中上林において一二〇センチメートルの記録があるが、平年の最大積雪深は八〇センチメートルくらいである。経験的にいって由良川筋は降雪が少なく、山手へ一峠越えるごとに段階的に多くなる傾向がみられる。

雹について、雹みちがあることが指摘されている。雹道をあげると、甲ケ岳-味方-釜輪を結ぶ線を南限とするみちと、福垣-今田-石隈-大日-大石-安国寺-中山を結ぶみちの二すじがある。高浪・知坂山地の南麓には降雹が多くみられるといわれている。雹の害について、京都府農林部農蚕茶業課により被害調査が行われたのは、最近では昭和二十八年・二十九年(中上林)・三十三年・三十五年・三十六年・三十八年・四十三年・四十四年である。

風の性質については、冬の北西の季節風が卓越し、夏の南寄りの風は少ない。風の名前をあげると「アイノカゼ」「ニシカゼ」「ウラニシ」がある。「アイノカゼ」は暑い夏を過ぎて涼しさをもたらす秋口の風である。年間を通じて吹いている西寄りの風が北へ廻り、寒さと吹雪を運んでくるのが「ウラニシ」である。

綾部市域は時に大雨に見舞われる。水害史をみると、水害は六月から十月までの夏の雨によるものであり、とくに八月・九月に多い。梅雨前線や台風にともなう集中豪雨によるもので、一〇〇年に数回の割合で、被害をともなう大雨に襲われている。水害の原因は、雨の量のほかに広い流域の水が狭い峡谷を流れるために、高い水位に達するからである。その上、福知山盆地の勾配がゆるく、袋状になっていて河水がはけにくく、そのため盆地の中にあふれ、人家や耕地に大きな被害を与えてきた。また綾部市域の山地は、古生層が風化してミソ岩化しており、舞鶴地帯の岩石は崩壊・地すべりを起こしやすい。したがって著しい山地の崩壊をともない、災害を大きくするのである。

昭和二十八年九月二十四、五日の台風十三号の場合は、台風の中心が室戸岬の南方数百キロメートルあたりから近づいてくる過程で大雨に見舞われ、綾部付近では一日に三六〇ミリメートルに達し、最もはげしい時には一時間に三五~四五ミリメートル以上降った。降雨分布の中心地では六〇〇ミリメートル以上に及んでいる。その結果、由良川の水位は綾部で七・二メートルに達し、明治二十九年・四十年の洪水以来の大きな水害となった。

お問い合わせ

教育委員会教育部社会教育課

京都府綾部市里町久田21-20

電話番号:0773-43-1366(直通)

ファクス:0773-43-2134

Eメール:info@ayabe-museum.org

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